レッスン 7

目次

Conversion Settingsの作成

次に、どうすればSoundBankのサイズを削減できるのかを、考える必要があります。これには様々な手法があり、最も効率的な方法の一つは、プロジェクトにインポートした .wav オーディオファイルを、もっとコンパクトな形式に変換することです。サンプルレートを下げたり、モノラルにダウンミックスするなどしてチャンネル数を減らしたり、全く別のファイル形式に変換したりできます。これは通常、サウンドクオリティの低下につながることにはなりますが、時には必要な妥協判断になります。Wwiseの強みとして、インポート時にこれらの変換設定について気にすること無く、あなたが状況を十分に把握した上で、必要に応じて変換を行なうことができます。

ファイルを一つずつ変換することもできますが、多くの場合は、ほとんどのサウンドに該当するようなConversion Settingsを決め、一括して適用します。そのためには、オーディオストラクチャに対して適用できるプリセットとなる、Conversion Setting ShareSetを作成します。

  1. Project Explorerで、ShareSetsタブをクリックします。

  2. Conversion Settings Default Work Unit を選択し、 Create new 'Conversion Settings' をクリックします。

    サウンドの大部分が一般的なサウンドEffectで構成されるので、そのような種類のサウンドに一般的に適用できるConversion Settingsを作成します。

  3. このConversion Settings ShareSetを SFXと命名します。

    [ヒント]

    追加のConversion Settings ShareSetsも別の種類のサウンド用に作成できます。例えば、ダイアログは周波数帯域が限られているので、影響が気にならない範囲で、サンプルレートを下げることができます。また、ミュージック要素は周波数帯域全体を使い、そのオーディオ品質が悪いと非常に気になることが多いので、別扱いにできます。


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