AudiokineticがWwiseを使う開発者に、クロスプラットフォーム型オーディオソリューションMastering Suiteを無償提供

次世代ゲーム機対応のMastering Suite


カナダ・モントリオール発 – 2020年7月15日 – クロスプラットフォーム対応オーディオソリューションの世界トップクラスのプロバイダーとしてインタラクティブメディアやゲーミング業界に携わるAudiokinetic Inc.は、本日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)とのコラボレーションによりMastering Suiteをリリースしたことを発表しました。この新しいオーディオツールのセットはWwise®を使うすべての開発者に無償で提供され、PlayStation、Microsoft、Nintendo、Apple、Android、Googleなど、Wwiseが対応するすべてのプラットフォームと互換性があります。


「Mastering Suiteは、Audiokineticが2019年1月にSIEに買収されてから初めての両社間コラボレーションの成果なので、このリリースは特にエキサイティングです。私たちのコミットメントの証であり、パートナーの皆さまやコミュニティに約束したとおり、買収後も引き続き革新的なオーディオテクノロジーを業界にもたらすことができ、プラットフォームの中立性も保たれています。Mastering Suiteのリリースはこれからも続くコラボレーションの第一歩を表し、Sonyのエコシステムを活かしてAudiokineticは業界全体のメリットとなるようなオーディオ技術を、さらに発展させていきます。」(Audiokinetic CEO マーティン・H・クライン)

Wwiseを使う世界中の開発者に無償提供されるMastering Suiteは、次世代プラットフォーム向けの開発を進めるための、次世代3Dオーディオの優れたサポートを提供し、作品をクロスプラットフォーム用にレンダリングする能力をインディーからAAAまであらゆる規模のスタジオにもたらすとともに、エンドユーザーがどのようなスピーカーコンフィギュレーションや、システムや、ヘッドフォンを使用していても、最適のオーディオエクスペリエンスを約束します。

Mastering Suiteの裏にある技術は、ゲームのラウドネスを標準化する取り組みの一環としてPlayStation®4で初めて導入されました。今回、Wwiseの最新版であるWwise 2019.2.4にプラグインといて組み込まれ、AudiokineticとSIEの両チームのコラボレーションによって、この技術をクロスプラットフォームで活用できるようになりました。

「Mastering Suiteのリリースは、インタラクティブオーディオの品質向上のために必要なツールをサウンドデザイナーに提供するだけでなく、SIEとAudiokineticの強力な連携体制を披露する機会にもなり、特別に感じています。今後も、ゲームオーディオの可能性を切り開く世界中のオーディオチームをサポートするために協力していくことを、楽しみにしています。」(SIE Audio Team Lead ダニエリ・シェンブリ)

Audiokineticについて

Audiokineticは、インタラクティブメディアとゲームのオーディオ制作における新しいスタンダードを築き上げました。Audiokineticのミドルウェアソリューションには、数々の受賞歴に輝くWwise®やSoundSeed®などがあり、常にサウンドデザイナーやオーディオプログラマーが革新的でインタラクティブなエクスペリエンスを提供できるよう、費用対効果の高い包括的なオーサリングツールとオーディオエンジンを提供しています。Audiokinetic本社はカナダのモントリオールにあり、東京と上海に子会社があるほか、ヨーロッパにプロダクトエキスパートがいます。www.audiokinetic.com

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