レッスン 1

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タイムラインの目盛を決める

現在、Music Segment Editorのタイムラインは、分単位や秒単位でリアルタイムの時間が表示されています。音楽の場合、小節や拍で見た方が理にかなうことが多いでしょう。そうすることが可能ですが、自動的にはなりません。インポートしたオーディオファイルで、小節(bar)や拍(beat)がどこで揃っているのかの関係を確立させる必要があり、これはInteractive Music Hierarchyの上級者機能を使いこなす上で重要です。

  1. タイムラインを右クリックして、 Bars and Beatsを選択します。

    タイムラインに整数値が表示されますが、これが音楽小節を表し、各小節の中の拍は、短い線で示されます。それでは、Bars and Beatsの目盛がオーディオファイルの音楽と合っているかどうか、確認してください。

  2. Explore-Arpeggio ミュージックセグメントを、最初から再生します。

    すると、再生カーソルが進むにつれ、小節線がぴったり合わないことに気づきます。例えば、9小節目に見える大きい波形は実際には10小節目のダウンビートです。この違いはオーディオのテンポをWwiseが自動的に検知しないことが原因で、自分でテンポの値をマニュアル設定する必要があります。このため、はじめに説明したように、オーディオファイルのテンポを記録しておくことが大変重要なのです。テンポはファイル名に含まれているので、このファイルのテンポが138 BMPであることがすぐ分かります。

    Wwiseでは、テンポはオーディオファイルやミュージックトラックのレベルで定義されません。それは、ミュージックセグメントのレベル、または後述する、さらに高いレベルのオブジェクトのどちらかで、定義されます。画面のExplore-Theme Music Segment Property Editorを見ると、Time Settingsというエリアがあります。ここに、インポートしたファイルの名前にあなたが含めた音楽的情報の2つ、TempoとTime Signature(拍子)が、表示されています。ほぼ全てのファイル名に、138bpm4-4という情報が入っていますが、唯一の例外がExplore-TransToBridgeというファイルで、これは138bpm3-4となっています。つまり、全てのファイルのテンポが138 bpmで、拍子は、TransToBridge fileファイルだけが3/4、それ以外のファイルが4/4です。タイムラインが音楽に合うようにするには、これらの値を各ミュージックセグメントで調節する必要があります。最初に、選択中のExplore-Arpeggio ミュージックセグメントのテンポを修正します。

  3. Explore-Arpeggio Music Segment Property Editorで、Tempoのプロパティを138に変更し、このミュージックセグメントを再生します。

    クリップの真ん中あたりの波形の山が、正しく10小節目にきていることが分かります。

  4. 残りの各ミュージックセグメントを選択し、そのファイル名の情報に合うようにTempoプロパティ値を変更し、必要に応じて、Time Signatureプロパティ値も変更します。次に、音楽を再生してタイムラインと合っていることを確認します。

[ヒント]

全てのオブジェクトのテンポを一括変更するには、Multi Editor機能を使います。全ての対象オブジェクトを選択して右クリックして、Show in Multi Editorを選択します。次にMulti Editorで、Audio > General Settings > Time Settingsを開き、Tempoプロパティを調整します。