レッスン 7

目次

特定のプレイリストの項目にトランジションする

ややこしいことに、CombatとExploreのどちらのミュージックにも、“Bridge”ミュージックセグメントと“TransToBridge”ミュージックセグメントがあり、いつ再生されるのかは分かりません。CombatからExploreにトランジションするときの音楽が“Bridge”ミュージックセグメントの場合に、Sync to Same Time機能を使うと良くないかもしれません。なぜならば、Sync to Same Time機能が、オブジェクト再生開始からの経過時間しか考慮しないからです。どのミュージックセグメントを再生しているかは、考慮されません。つまり、このシステムによってExplore-Bridgeミュージックセグメントの3小節目から、すぐにCombat-Aミュージックセグメントの3小節目にクロスフェードする可能性があり、そうなると、両者の音楽ピースのコード構成が異なるので、音楽として合いません。これに対応するには、別のTransitionルールを作成して、特定のミュージックセクションが再生中の時にトランジションする場合は、事前に決めた適切な音楽ピースを再生させるようにします。

  1. CombatExploreの2つのミュージックプレイリストコンテナを展開します。

    まず、Combat-Bridgeミュージックの再生中にExploreミュージックにトランジションしなくてはならない場合にどうするのかのルールを追加します。最初に、あなたが既に作成した2つのルールと似た設定にします。

  2. 新しいトランジションを追加して、Combat-BridgeミュージックセグメントをProject ExplorerからSource列にドラッグして、ExploreミュージックプレイリストコンテナをDestination列にドラッグします。

  3. Exit source atプロパティをImmediateに設定して、フェードの設定を、0.5秒のフェードにして、そのOffsetを0.5秒にします。

  4. Sync toプロパティをSame Time as Playing Segmentに設定して、Fade-in Time0.5秒に調整します。 seconds.

    次に、重要なステップを1つ追加して、Destinationのプレイリストのどこから再生を開始すべきかを定義します。これを管理するのが、 Jump to プロパティです。プレイリストのはじめにジャンプするのがデフォルトで、今まで全てのトランジションでこれを使ってきました。ほかの選択肢として、デスティネーションのミュージックプレイリストコンテナを最後に聞いたときに再生された同じセグメントに戻ったり、このオブジェクトを最後に再生したときに、次に再生する予定だったミュージックセグメントに移ったりできます。今回は、トランジション先のミュージックセグメントとして、Explore-Bridgeミュージックという特定のミュージックセグメントを選びます。

  5. Jump to というプロパティを、 Specific Playlist Item に変えます。

    次に、プレイリストのどの項目にジャンプしたいのかを選びます。

  6. Jump toプロパティの右側で、ブラウズ[…]ボタンをクリックします。

    Project Explorer - Browserウィンドウが開き、Destination側のMusic Playlist Editorの中身が表示されます。

    今回は、プレイリストの中でもExplore-Bridgeミュージックが再生されるところにジャンプさせます。

  7. Explore [1. Explore-Bridge_138bpm4-4_L17M-P0]の行を、選択します。OKをクリックします。

    こうすれば、もしCombatミュージックのブリッジを再生中であれば、WwiseはExploreミュージックプレイリストコンテナの中のExplore-Bridgeミュージックセグメントにいき、それ以降はプレイリストが通常通りに再生され続けます。

    次に、Combat-TransToBridgeミュージックセグメントが再生中にExploreミュージックにトランジションする場合の、同じような設定をします。

  8. 手順2から7までを繰り返しますが、今度は“Bridge”ミュージックセグメントの代わりに “TransToBridge”ミュージックセグメントを参照先とします。あなたの作業結果を、下図と比較してください。

    これで、CombatミュージックからExploreミュージックへとトランジションする場合の全ての懸念事項に対応できました。次に、ExploreミュージックからCombatミュージックに移行する場合の同じような懸念事項に、対応します。

  9. 手順2から7までを繰り返しますが、今度はExplore-BridgeからCombat-Bridgeへのトランジションの設定です。あなたの作業結果を、下図と比較してください。

  10. 手順2から7までを繰り返しますが、今度はExplore-TransToBridgeからCombat- TransToBridgeへのトランジションの設定です。あなたの作業結果を、下図と比較してください。

すごい!かなりインテンシブなトランジションシステムになりました。当然、いままでの作業結果をテストしたいわけですが、その前にWwiseがいつCombatミュージックやExploreミュージックを再生すればいいのかが分かるように、システムの他の部分を設定する必要があります。


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