レッスン 4

目次

リアルタイムのEffects

下方に続く恐怖の暗いCaveを覗き込むと、急に、かすかな吐息が聞こえてきます。遠くから聞こえてくる息づかいが、ひと息毎に、大きくなっているようです。突然恐ろしいEvil HeadがCaveから飛び出し、鋭い牙をむいてきました。

Evil HeadはAdventurerのわきを通り抜けながら、一定のHover(ホバー)サウンドを出しますが、これはEvil Headの位置を示す音のフィードバックのために追加されたものです。彼らの動きのスピードを利用し、Wwise Tremolo Effectの周波数として利用します。前の節で気づいたかもしれませんが、Integrity Reportで、EvilHead_Hover_LPというSound SFXの問題が報告されていました。それでは、新しいIntegrity Reportを生成してください。

  1. Integrity ReportのReportグループボックスで、Optimization以外のオプションのチェックをすべて外し、Generateをクリックします。

    Status列にはRTPCがエフェクトに適用され、そのためレンダリングされないことを示すメッセージがあります。エフェクトをオーディオソースにレンダリングした場合、そのエフェクトは固定されランタイムの時に変更できなくなります。このため、ランタイムに影響を与えようとすると、レンダー機能が自動的に無視され、その結果、Integrity Reportに表示されます。それでは、このEffectからRenderを削除してください。

  2. どのプラットフォームでもいいので、EvilHead_Hover_LPを選択します。

  3. Integrity Reportを閉じ、Property EditorのEffectsタブでRenderを無効にします。

    新しいIntegrity Reportを生成すると何も表示されないので、ランタイムの作用に影響を受けている最中にレンダーするように設定されたEffectは、一切ないことを確認できました。


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