バージョン
ゲームの初期デザインが完了したら、Wwiseのゲームシンク(Game Syncs)を使いゲームで起きる変化や変更を整理し、扱い方を検討します。以下の5種類のゲームシンクから、ゲームのビジュアルを強化する最適の手段を選んで下さい。
ステート(States) ― ゲーム内の現行のサウンド、ミュージック、またはモーションのプロパティに、グローバルスケールで影響するゲーム中の変化。
スイッチ(Switches) ― あるゲームエレメントに関して存在する複数の選択肢の提示であり、全く新しいサウンド、ミュージック、またはモーションが要求されることもある。
RTPC ― ゲームパラメータの変数値にマッピングされたプロパティであり、ゲームパラメータ値を変えるとプロパティ自体が変更される。
トリガー(Triggers) ― ゲーム中に発生した事象へのレスポンスのことで、再生中のミュージックの上から重ねてミキシングされる短いミュージックフレーズであるスティンガーを起動させる。
引数(Arguments) ― ゲーム内のカテゴリーや結果を形成する、類似の引数値をまとめたもの。現在ある引数値とその順序をゲーム側が動的に判断し、再生するダイアログ(台詞)を決定する。
ゲームプロジェクトを進めていく上で、常に品質、メモリ制限、そして開発スケジュールをバランスさせる必要があります。ゲームシンクを戦略的に活用することで、作業を簡素化しメモリ使用量を削減できるため、真に没入感のあるゲームの制作に役立ちます。