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Master-Mixer Console

Master-Mixer Consoleから、マスターミキサー階層のオーディオバスの全てのコントロール機能に簡単にアクセスできます。トラブルシューティングやシミュレーションを行う時や、サウンド、ミュージック、またはモーションをミキシングする時に、簡単にミュートやソロにしたり、エフェクトのプロパティを変更したり、特定のバスのボリュームやピッチ設定を変更したりできます。

項目

内容

検索フィールドが開き、標準的な英数字の検索によってマッチしない項目がビューで非表示となる。詳しくは「表の使用」を参照。

検索フィールドを閉じて検索フィルタを解除するには、Searchアイコン左のCloseアイコンをクリックする。

[注釈] 注釈

「List View」「Query Editor」「MIDI Keymap Editor」「Referenceビュー」で、ノードが閉じて非表示となっている項目は検索対象とならない。

行ヘッダ部分でショートカット(右クリック)オプションのConfigure Columns...をクリックする。

「Configure Columnsダイアログボックス」が開く。表示する行とその順番を指定する。

Busses

Master-Mixer Hierarchy内のAudio Busのリスト。

(Meter)

チャンネルごとのピークメーター。スピーカーコンフィギュレーションやチャンネルについては「チャンネルコンフィギュレーションを理解する」を参照してください。

メーターの色は、-6 dB未満が緑、-6 dBから0 dBまでが黄、0 dBより上が赤となる。

[注釈] 注釈

メーターが表示されるのは、ミキシングバスだけである。ミキシングバスとして使えるのは、マスターバスかAuxiliary Bus、またはエフェクトが1つ以上有効になっているか、ポジショニングが有効になっているか、"Parent"チャンネルコンフィギュレーションを使っていないAudio Busである。詳細は「ミキシングバスと非ミキシングバスの違い」を参照。

オブジェクトのMute(ミュート)、Solo(ソロ)の設定ボタンであり、オブジェクトに自動的に設定されているミュートやソロの状態を示す。

オブジェクトをミュートにすると、現在のモニターセッションにおいて、このオブジェクトの音がミュートされる。オブジェクトをソロにすると、プロジェクト内の他のオブジェクトが全て、ミュートされる。

ミュートやソロを示すMSが太文字であれば、このオブジェクトが意図的にミュートされた、またはソロにされたことを示す。太文字でない、薄いMSの表示は、このオブジェクトのミュート状態やソロ状態が、他のオブジェクトの状態に関連して自動的に決まったことを示す。

あるオブジェクトをミュートすると、その下位オブジェクトが自動的にミュートされる。

オブジェクトをソロにすると、その同位にある他のオブジェクトが自動的にミュートされ、下位オブジェクトや上位オブジェクトが自動的にソロにされる。

[ヒント] ヒント

Ctrlキーを押しながらSボタンをクリックすると、このソロボタンに関連付いている1つのオブジェクトだけが、ソロになる。

[注釈] 注釈

ミュートやソロの機能は、モニタリング目的のために提供されるもので、プロジェクト内で維持されず、SoundBankにも保存されない。

Bus Volume

バスレベル、またはAuxiliary Busレベルでオーディオ信号に適用される減衰(レベルまたは振幅)。ボリュームの詳細については「ボイスパイプラインを理解する」を参照。

デフォルト値: 0
Range: -200から200
単位: db

[注釈] 注釈

デフォルトスライダレンジは、-96から+12までとなっています。範囲を広げるには、数値を直接入力するか、編集コントロール部分にカーソルを当てたまま、マウスをスクロールします。

Voice Volume

バスにルーティングする前、またはAuxiliary Busに送る前に、現在のオーディオオブジェクトに適用する減衰(レベルまたは振幅)。ボリュームの詳細については「ボイスパイプラインを理解する」を参照。

デフォルト値: 0
Range: -400から400
単位: dB

[注釈] 注釈

デフォルトスライダレンジは、-96から+12までとなっています。範囲を広げるには、数値を直接入力するか、編集コントロール部分にカーソルを当てたまま、マウスをスクロールします。

Voice Pitch

オーディオオブジェクトの再生スピードであり、具体的には以下の通り。

  • Pitch 0 = 通常のスピード
  • Pitch 1200 = 2倍速
  • Pitch 2400 = 4倍速
  • Pitch -1200 = 0.5倍速
  • Pitch -2400 = 0.25倍速
[ヒント] ヒント

1200 centsは、1オクターブに等しい。

Default value: 0
Range: -2400 to 2400
Units: Cents

Voice Low-pass Filter

指定値に基づいて高周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。

ローパスフィルタの単位は、適用するローパスフィルタ率を表し、0はローパスフィルタなし(信号に影響なし)、100は最大減衰を表す。

(—詳しくは WwiseのLPF値カットオフ周波数 を参照。)

単位:%

Default value: 0
Range: 0 to 100

High-pass Filter

指定値に基づいて低周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。

ハイパスフィルタの単位は、適用するハイパスフィルタ率を表し、0はハイパスフィルタなし(信号に影響なし)を表し、100は最大減衰を表す。

High-pass FilterにはリンクインジケータとRTPCインジケータがあるので、詳細は Property Editorを使って作業する を参照。

単位:%

Default value: 0
Range: 0 to 100

Duck

バスがダッキングされていることを示す。

ダッキングにフェードインとフェードアウトがある場合は、Duck列にフェードインの開始時にインジケータが表示され、フェードアウト終了時に消える。

BG

バスがバックグラウンドミュージックオプションに結びついているか、つまりユーザミュージックがスタートした時にこのバスがミュートするかどうかを示す。このオプションを選択すると、プレイヤーが希望すれば現在のバスを自分の音楽に置き換えることができます。詳細は「ゲームミュージックを、プレイヤーのミュージックに置き換える」を参照。

バックグラウンドミュージックに使えるのはMaster-Mixer Hierarchyのバス1つだけである。

Bypass

該当するバスでBypass Allオプションを選択したことを示す。

Effect

バスに適用したエフェクトのタイプ。

2つ以上のエフェクトを適用する場合は、リストに順番に表示される。

バイパスしたエフェクトは灰色表示となる。


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