バージョン
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Source Editor: SoundSeed Grainプラグイン

Source EditorにSoundSeed Grainプラグインに関連する全てのプロパティが表示されます。

ページの前半では、このプラグインのEffect Settingsタブだけを説明します。SoundSeed Grainはプラグインとしては珍しく、これ以外に2つのタブがあり、その説明を下の「Source Settings」の節で説明します。

SoundSeed Grainプラグインの概要については、「Wwise SoundSeed Grain」を参照してください。

項目

内容

名前

Wwise SoundSeed Grainプラグインの、このインスタンスに与えられたユーザー定義の名前。

Source Plug-in

ソースプラグインのタイプ。

Notes

SoundSeed Grainプラグインに関する追加情報。

Filename

グラニュラーシンセサイザーが使うオーディオソースファイルで、WAVまたはAMB。このファイルを選択するには、フィールドの右にあるブラウズボタンをクリックします。

Grains

Time between Emissions

各グレイン間の時間、単位ミリ秒。

Select Freq/Timeを、Time Between Emissionsに設定する必要がある。

Default value: 1000
Range: 0.05 to 50000

Emissions per Second

一秒間に発生するグレイン数。

Select Freq/Timeを、Emissions per Secondに設定する必要がある。

Default value: 1
Range: 0.02 to 20000
Units: Frequency

Duration Link

Duration Multiplier を選択すると、Emission同士の間の時間の倍数が、グレインのDurationとして指定される。Duration を選択すると、グレインのDurationは、Emission同士の間の時間と無関係になる。MIDI Duration を選択し、シンセサイザーがMIDIノートからスポーンされている場合は、ノート値が、グレインのDurationをオーバーライドする。Durationプロパティのモジュレーション(変調)により、 MIDI Duration のモジュレーションが起きる。

Default value: Duration Multiplier

Duration Multiplier

グレインの長さを、Emissionレートの倍数として表現(設定にEmissions per SecondまたはTime Between Emissionsを使用)。この制御機能は、Duration LinkをDuration Multiplierに設定した場合に限り使用できる。

1に設定すると、実際のグレイン長さは、グレイン同士の間の時間に等しく、エンベロープのリリースがエンベロープのアタックにオーバーラップし、グレインが常に互いにぴったりとはまる。1より小さく設定するとグレイン間にギャップがあり、1より大きく設定するとグレインが積み重なる。

Default value: 1
Range: 0.001 to 1000

Duration

グレインの長さ、単位ミリ秒。この制御機能は、Duration LinkをDurationに設定した場合に限り使用できる。

[注釈] 注釈

グレインエンベロープのリリース部分は、グレイン長さに入っていないので、実際にはグレインがこれより長くなることがある。

Default value: 1000
Range: 0.02 to 10000.0

Amplitude

グレインの振幅、単位%。

モジュレータとアサインすると便利な制御設定で、グレインの相対的なレベルに変化をもたらす。

[注釈] 注釈

有効な振幅が0未満になった場合、見た目の振幅は上に戻るが、信号は180度ずれている。

Default value: 100
Range: 0 to 100

Attack

グレインのエンベロープのアタックタイム、単位ミリ秒。Window ModeがRelease Same as Attackであれば、ReleaseタイムとAttackタイムは等しい。

Attackエンベロープはグレインの始点に始まるので、グレインのDuration内に構成されるが、エンベロープのリリース部分(Release)はグレインの終点から始まる。

Attackタイムは、Grain Visualizerウィンドウの左上のハンドルでも変更できる。

[注釈] 注釈

AttackタイムがグレインのDurationよりも長い場合は、グレインはフルボリュームで再生されず、その代り、Attackが中断されたときに適用されたエンベロープレベルで再生される。

Default value: 10
Range: 0 to 5000

Window Mode

独立したAttackとReleaseが設定されている場合は、エンベロープのAttackとReleaseのタイミングを異なる設定値にできます。

デフォルト値: Releaseは、Attackと同じ

Release

グレインのエンベロープのリリースタイム、単位ミリ秒。Window ModeがRelease Same as Attackであれば、無視する。

リリースエンベロープはグレインの終点に始まるので、グレインのDuration内に構成されないが、エンベロープのアタック部分(Attack)と対照的である。

リリースタイムは、Grain Visualizerウィンドウの右下ハンドルでも変更できる。

Default value: 10
Range: 0 to 5000

Grain Envelope Shape

グレインのエンベロープの、AttackとReleaseの形状を定義する。

選択肢:

  • Linear
  • Constant Power
  • Exponential
  • Raised Cosine

Default value: Linear

Playback

Position

グレインを読み出す、ソースファイル内のポジション。ファイル長さに対する%として、表される。

Snap to Markersを有効にし、マーカーが存在する場合は、グレインの実質的な始点位置は、ここで設定したポジションに最も近いマーカーの位置となる。

Default value: 0
Range: 0 to 100

Snap to Markers

有効にし、マーカーが存在すれば、Positionで設定した位置に最も近いマーカーを、グレインの始点とする。

Default value: false

Offset%

グレインを読み出す、ソースファイル内のポジション。ファイル長さに対する%として、表される。

このポジションオフセットは、Snap to Markersが有効で、グレインの実質的な始点位置を、ポジションに最も近いマーカーの位置からさらにオフセットする場合に限り、検討する。

Default value: 0
Range: -100 to 100

Pitch

グレインをトランスポートするときのピッチ、単位cents。

値が0以上であれば、より早い再生スピードをもたらし、0より低い値は再生スピードが遅くなる。

有効な再生スピードは、グレインのスピードによって左右される。

Default value: 0
Range: -4800 to 4800
Units: Cents

Map MIDI to Grain Pitch

これを設定すると、シンセサイザーがMIDIノートからスポーンされた場合は、Rootに対し相対的なノート値がグレインのPitchに追加されます。

Default value: false

Root MIDI Note

インプットMIdiノート値からPitchのオフセットを取得するために、ルートのMIDIノートを定義。

Default value: 60
Range: 0 to 127

Speed

グレインの再生スピード。

  • スピードが1であれば、グレインは元の音と同じ速度で再生。 *スピードが1より大きければ、元の音よりも早く再生され、そのためピッチも高くなる。
  • スピードが1未満かつ正の数であれば、元の音よりもゆっくり再生され、そのためピッチも低くなる。
  • スピードが負の数の場合、逆向きに再生される。

グレイン再生の実際のスピードは、グレインのPitchによって変わる。

Default value: 1
Range: -4 to 4

Filter

Filter Type

各グレインに適用するフィルタのタイプ。

  • LPF6: 1次 (6 dB/octave) ローパスフィルタ。このフィルタで、パラメータFilter Qの効果はなくなる。
  • LPF12: 2次 (12 dB/octave) ローパスフィルタ。
  • HPF6: 1次 (6 dB/octave) ハイパスフィルタ。このフィルタで、パラメータFilter Qの効果はなくなる。
  • HPF12: 2次 (12 dB/octave) ハイパスフィルタ。
  • BP: 2次 (6 dB/octave on each side) バンドパスフィルタ。このフィルタで、パラメータFilter Qの効果はなくなる。

Default value: LPF12

Filter Cutoff

グレインフィルタのカットオフ(またはセンター)周波数、単位Hz。

Default value: 20000
Range: 20 to 20000
Units: Frequency

Filter Q

グレインフィルタの、品質係数。この値が大きいとFilter Cutoff周波数において、より共振する。

Filter Qは、Filter Typeを LPF12HPF12、または BP に設定した場合のみ適用される。

Default value: 0.707
Range: 0.1 to 100

Positioning

Channels

Output Configで定義されたとおり、グレインをシンセサイザのアウトプットチャンネルコンフィギュレーションに対しスペーシャリゼーションするのか、直接アサインするだけなのかを定義する。

  • Direct Speaker Assignment: スペーシャリゼーションやパンニングは適用されない。モノファイルは、もしOutput Configにセンターチャンネルがあればセンターチャンネルにルーティングし、なければフロントレフトとフロントライトのチャンネルに送る。一般的に、インプットチャンネルは同じアウトプットチャンネルにマッピングし、もしアウトプットコンフィギュレーションにこれらのチャンネルが存在しなければ、ドロップする。
  • 3D Spatialization: シンセサイザーのアウトプットコンフィギュレーションに対しグレインに3Dスペーシャリゼーションの処理を行い、Azimuth、Elevation、Spreadを使う。なお、スペーシャリゼーションを有効に使うには、アウトプットコンフィギュレーションに複数のチャンネルが必要です。

Default value: Direct Speaker Assignment

Azimuth

グレインのスペーシャルポジショニングのAzimuth角度、単位°、正の値は右に。

この制御機能ではChannelsを3D Spatializationに設定する必要があり、シンセサイザーのOutput Configがmultichannelコンフィギュレーションでなければ意味がない。

Default value: 0
Range: -180 to 180

Elevation

グレインのスペーシャルポジショニングのElevation角度、単位°、正の値は上に。

この制御機能ではChannelsを3D Spatializationに設定する必要があり、シンセサイザーのOutput Configがmultichannelコンフィギュレーションでなければ意味がない。

Default value: 0
Range: -90 to 90

Spread

スペーシャルポジショニングで使う、グレインのスプレッド、単位%。WwiseのAttenuation Spreadに等しい。

この制御機能ではChannelsを3D Spatializationに設定する必要があり、シンセサイザーのOutput Configがmultichannelコンフィギュレーションでなければ意味がない。

Default value: 0
Range: 0 to 100

Output

Output Config

シンセサイザーのアウトプットで強制されるチャンネルコンフィギュレーション。

マルチチャンネルのアウトプットコンフィギュレーションを使うと、3Dアンビエンスの作成に便利である。これを使うには、サウンドのPositioningを3Dに設定し、近距離でスプレッドを使うような減衰ShareSetを設定する。アウトプットに最大のエンベロープを適用できるようにシンセサイザパッチを設計し、3D Spatializationを使い、Azimuthのモジュレーションと、該当する場合はElevationのモジュレーションを行う。チャンネルコンフィギュレーションは、再生中にCaptureを実行すれば、EffectのVU Meterでみれる。

[注釈] 注釈

シンセサイザのアウトプット信号は、音のポジション設定によっては、さらにWwiseがパンしたりスペーシャリゼーションを行ったりする。

[注釈] 注釈

アウトプットコンフィギュレーションを再生中に変更した場合、新しいコンフィギュレーションは、シンセサイザを次に再生するときに初めて有効になる。

Default value: Mono

Output Level

最終信号に適用するレベル。

Default value: 0
Range: -96 to 24
Units: dB

VU Meter

チャンネル別のピークメーターで、シンセサイザーのアウトプットにおける信号を測定し、そのチャンネルコンフィギュレーションは、Outputグループボックスで設定したものと同じです。スピーカーコンフィギュレーションやチャンネルについては「チャンネルコンフィギュレーションを理解する」を参照してください。

メーターの色は、-6 dB未満が緑、-6 dBから0 dBまでが黄、0 dBより上が赤となる。

Envelope Visualizer

グレインのEnvelopeの形状やオーバーラップが、Envelope Visualizerにプレビュー表示されます。オーバーラップの範囲は、Emissionレート、グレインのDuration、そしてReleaseの設定で決まります。なお、この数値はRTPCやモジュレーションを適用する前のものなので、実際の結果とはかなり異なることもあります。



[注釈] 注釈

以下の行は "Modulator 1" のプロパティに関する説明です。なお、Modulatorの4行すべてに該当する内容です。

Grain Modulators(左ペイン)

Modulator 1 Waveform

Modulator 1の波形タイプ。

次の波形の利用が可能:

  • Sine: バイポーラサイン波
  • Triangle: バイポーラ三角波
  • Square: バイポーラ矩形波
  • Saw up: バイポーラ上向きのこぎり波
  • Saw down: バイポーラ下向きのこぎり波
  • Random: バイポーラサイン波
  • Sine+: ユニポーラサイン波
  • Triangle+: ユニポーラ三角波
  • Square+: ユニポーラ矩形波
  • Saw up+: ユニポーラ上向きのこぎり波
  • Saw down+: ユニポーラ下向きのこぎり波
  • Random+: ユニポーラサイン波

Default value: Random

Modulator 1 Time/Freq

Modulator 1のオシレータレートを、時間(期間、単位ミリ秒)と周波数 (Hz) のどちらで指定するのかを定義。

Default value: Frequency

Modulator 1 Period

Modulator 1のPeriod、単位ミリ秒。

Default value: 1000
Range: 0.05 to 120000

Modulator 1 Output

Modulator 1のアウトプットレベル。負の値で、モジュレータの両極が真逆になる。

Default value: 100
Range: -100 to 100

Modulator Assignment(右ペイン)

[注釈] 注釈

以下の行は、Propertyの選択肢ごとの、Amount列とQuantization列に関する説明です。

Amount

Amplitude Mod 1

Amplitudeに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位%で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

[注釈] 注釈

バイポーラモジュレータの場合は、0以下となる可能性がある。例えば、-50% ではグレインが元のレベルの50%で再生されるが、信号の両極が逆になる。

Default value: 0
Range: 0 to 100

Attack Mod 1

Attackに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位オクターブ数で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。1オクターブ上であればアタック長さの半分を意味し、1オクターブ下であればアタック長さの2倍を意味する。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: -10 to 10

Azimuth Mod 1

Azimuthに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位°で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: 0 to 180

Duration Mod 1

Durationに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位オクターブ数で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。1オクターブ上であればDurationの半分を意味し、1オクターブ下であればDurationの2倍を意味する。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: -10 to 10

Duration Multiplier Mod 1

Duration Multiplierに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位オクターブ数で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。1オクターブ上であればDurationの半分(Duration Multiplier半減)を意味し、1オクターブ下であればDurationの2倍を意味する。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: -10 to 10

Elevation Mod 1

Elevationに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位°で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: 0 to 90.0

Filter Cutoff Mod 1

Filter Cutoffに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位オクターブ数で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: -10 to 10

Filter Q Mod 1

Filter Qに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量はQオフセットとして表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: 0 to 100

Emissions per Second Mod 1

Emissions per Secondに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位オクターブ数で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: -10 to 10

Time Between Emissions Mod 1

Time Between Emissionsに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位オクターブ数で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。1オクターブ上であればDurationの半分を意味し、1オクターブ下であればDurationの2倍を意味する。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

[注釈] 注釈

Time Between Emissions Mod 1値は、Emissions Per Second Mod 1に等しい。つまり、Select Freq/TimeがFrequencyであれば、値が同じであればモジュレーションも同じになる。

Default value: 0
Range: -10 to 10

Position Mod 1

Positionに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量はファイル長さに対する%で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: 0 to 100

Offset Mod 1

Offsetに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量はファイル長さに対する%で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: 0 to 100

Release Mod 1

Releaseに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位オクターブ数で表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。1オクターブ上であればリリース長さの半分を意味し、1オクターブ下であればリリース長さの2倍を意味する。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: -10 to 10

Speed Mod 1

Speedに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量はスピードオフセットとして表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: 0 to 4

Spread Mod 1

Spreadに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量はオフセットとして表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: 0 to 100

Pitch Mod 1

Pitchに適用するMod 1のモジュレーション量。

モジュレーション量は単位centsで表し、選択したモジュレータ波形によって、元の値の上、または下となる。pe. 負の値は、モジュレータのアウトプット信号を真逆にする効果がある(つまり、両極が逆になる)。

Default value: 0
Range: 0 to 4800

Quantization(量子化)

Amplitude Mod 1 Quantization

Amplitudeに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのAmplitude値に対応している。

Default value: None

Attack Mod 1 Quantization

Attackに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのAttack値に対応している。
  • Chromatic: 半音(1/12オクターブ)だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのAttack長さ周辺の、{-6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Major: 長音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのAttack長さ周辺の、 {-5, -3, -1, 0, 2, 4, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Minor: 短音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのAttack長さ周辺の、 {-5, -4, -2, 0, 2, 3, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Pentatonic: 五音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのAttack長さ周辺の、 {-5, -2, 0, 3, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
[注釈] 注釈

ここで言う”1オクターブ下” のモジュレーションは、時間を2倍にストレッチすることに等しい。同様に”1半音下” のモジュレーションは、時間を2の1/12乗、つまり1.059倍にストレッチすることに等しい。

Default value: None

Azimuth Mod 1 Quantization

Azimuthに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのAzimuth値に対応している。

Default value: None

Duration Mod 1 Quantization

Durationに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのDuration値に対応している。
  • Chromatic: 半音(1/12オクターブ)だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのDuration周辺の、{-6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Major: 長音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのDuration周辺の、 {-5, -3, -1, 0, 2, 4, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Minor: 短音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのDuration周辺の、{-5, -4, -2, 0, 2, 3, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Pentatonic: 五音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのDuration周辺の、 {-5, -2, 0, 3, 5}半音となる(下記注釈参照)。
[注釈] 注釈

”1オクターブ下” のモジュレーションは、時間を2倍にストレッチすることに等しい。同様に”1半音下” のモジュレーションは、時間を2の1/12乗、つまり1.059倍にストレッチすることに等しい。

Default value: None

Duration Multiplier Mod 1 Quantization

Duration Multiplierに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのDuration Multiplier値に対応している。

Default value: None

Elevation Mod 1 Quantization

Elevationに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのElevation値に対応している。

Default value: None

Filter Cutoff Mod 1 Quantization

Filter Cutoffに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのFilter Cutoff値に対応している。
  • Chromatic: 半音(1/12オクターブ)だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのFilter Cutoff周波数周辺の、{-6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6} 半音となる。
  • Major: 長音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのFilter Cutoff周波数周辺の、{-5, -3, -1, 0, 2, 4, 5} 半音となる。
  • Minor: 短音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのFilter Cutoff周波数周辺の、{-5, -4, -2, 0, 2, 3, 5} 半音となる。
  • Pentatonic: 五音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5(オクターブ)であれば、許容される値は、ベースのFilter Cutoff周波数周辺の、{-5, -2, 0, 3, 5} 半音となる。

Default value: None

Filter Q Mod 1 Quantization

Filter Qに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのFilter Q値に対応している。

Default value: None

Emissions per Second Mod 1 Quantization

Emissions per Secondに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのEmissions per Second値に対応している。
  • Chromatic: 半音(1/12オクターブ)だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのEmissions per Second周波数周辺の、{-6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6} 半音となる。
  • Major: 長音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのEmissions per Second周波数周辺の、{-5, -3, -1, 0, 2, 4, 5} 半音となる。
  • Minor: 短音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのEmissions per Second周波数周辺の、{-5, -4, -2, 0, 2, 3, 5} 半音となる。
  • Pentatonic: 五音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのEmissions per Second周波数周辺の、{-5, -2, 0, 3, 5} 半音となる。

Default value: None

Time Between Emissions Mod 1 Quantization

Time Between Emissionsに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle” only”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのTime Between Emissions値に対応している。
  • Chromatic: 半音(1/12オクターブ)だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのTime Between Emissions長さ周辺の、{-6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Major: 長音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのTime Between Emissions長さ周辺の、{-5, -3, -1, 0, 2, 4, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Minor: 短音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのTime Between Emissions長さ周辺の、{-5, -4, -2, 0, 2, 3, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Pentatonic: 五音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのTime Between Emissions長さ周辺の、{-5, -2, 0, 3, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
[注釈] 注釈

Time Between Emissionsモジュレーションは、Emissions Per Secondに等しい。つまり、同じモジュレーション値では、同じビヘイビアになる。ここで言う”1オクターブ下” のモジュレーションは、時間を2倍にストレッチすることに等しい。同様に”1半音下” のモジュレーションは、時間を2の1/12乗、つまり1.059倍にストレッチすることに等しい。

Default value: None

Position Mod 1 Quantization

Positionに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのPosition値に対応している。

Default value: None

Offset Mod 1 Quantization

Offsetに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのOffset値に対応している。

Default value: None

Release Mod 1 Quantization

Releaseに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのRelease値に対応している。
  • Chromatic: 半音(1/12オクターブ)だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのRelease長さ周辺の、{-6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Major: 長音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのRelease長さ周辺の、{-5, -3, -1, 0, 2, 4, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Minor: 短音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのRelease長さ周辺の、{-5, -4, -2, 0, 2, 3, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
  • Pentatonic: 五音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのRelease長さ周辺の、{-5, -2, 0, 3, 5} 半音となる(下記注釈参照)。
[注釈] 注釈

ここで言う”1オクターブ下” のモジュレーションは、時間を2倍にストレッチすることに等しい。同様に”1半音下” のモジュレーションは、時間を2の1/12乗、つまり1.059倍にストレッチすることに等しい。

Default value: None

Speed Mod 1 Quantization

Speedに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのSpeed値に対応している。

Default value: None

Spread Mod 1 Quantization

Spreadに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのSpread値に対応している。

Default value: None

Pitch Mod 1 Quantization

Pitchに適用する、モジュレーションの量子化。

このプロパティに適用可能な量子化スキーム:

  • None: 量子化なし。
  • (-1, 1): モジュレータ波形の上下に、量子化。
  • (-1, 0, 1): モジュレータ波形の上中下の、量子化。”Middle(中)” の適用はバイポーラ波形に限定され、ベースのPitch値に対応している。
  • Chromatic: 半音(1/12オクターブ)だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのPitch周波数周辺の、{-6, -5, -4, -3, -2, -1, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6} 半音となる。
  • Major: 長音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのPitch周波数周辺の、{-5, -3, -1, 0, 2, 4, 5} 半音となる。
  • Minor: 短音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのPitch周波数周辺の、{-5, -4, -2, 0, 2, 3, 5} 半音となる。
  • Pentatonic: 五音階の音程だけを許容。モジュレーション量が0.5オクターブであれば、許容される値は、ベースのPitch周波数周辺の、{-5, -2, 0, 3, 5} 半音となる。

Default value: None

Source Settings

このプラグインはメディアを管理するので、Source Editorに追加で、以下2つのタブがあります:

Sourceタブ

Sourceタブには、Wwiseの見慣れたSource Editorがあります。Wwiseの標準的なソースで行うようにTrim、Fade、Markerなどをここで変更できます。なお、ここで実行する設定変更はすべて"エフェクト前" に適用され、SoundBankに保存する前のメディアが影響を受けます。例えば、Trimを変更すると、プラグインがランタイムに使用するソースファイルはすでにトリムされたものになります。

[警告] 警告

Trimカーソルを動かすとPosition設定の内容が変わりますが、それはオーディオファイルのDurationに依存するからです。

マーカーがある場合は、ソースのオーディオファイルのグラフビューに、青い縦のラインとして表示されます。Markersリストで、各マーカーのソース(元)を指定します。

  • Use File Markers: ソースのオーディオファイルのマーカーを使います。

  • Use Markers From Transients: オンセット自動検知により、マーカーが配置されます。マーカーは、あなたがMarker Detection Sensitivityスライダを動かすまで表示されません。Sensitivity値が大きいほど、マーカーが設定される可能性が高くなります。オンセットの検知があなたの求めている状態に近づくように、スライダを調整してください。あとは、手作業で設定を変更することができます。マーカー設定を変更すると、マーカーのモードがManual Markersに変わります。

  • Manual Markers: ユーザーが設定したマーカーを使用します。Manual Markersを選択しても、直前に選択していた状態からマーカーは変更されません。設定されているマーカーがUse File Markersのものでも、Use Markers from Transientsのものでも、ユーザーは自由に直接、変更できます。マーカーを変更すると、すぐにMarkersの設定がManual Markersになります。

    [ヒント] マーカーを追加するには

    SoundSeed Grain Sourceグラフビューには、 ショートカットメニューの標準的な選択肢 以外に、マーカーをマニュアル操作で追加するためのAdd Custom Markerオプションがあります。

Effect SettingsでSnap to Markersを有効にすると、グレインの実質的な始点位置を最寄りのマーカーの位置に設定できます。


Conversionタブ

Conversionタブで、プラグインが利用するメディアをSoundBankに保存する前に、そのメディアをエンコードするために使うConversion ShareSetを選択できます。SoundSeed Grainは、チャンネルダウンミックスやサンプルレートのオプションを全面的にサポートしていますが、対応コーデックはPCMとADPCMだけです。

[警告] 警告

現在、SoundSeed Grainがランタイムにデコードできるのは、PCMとADPCMだけです。もしConversionタブで別のコーデック(Vorbis、Opusなど)をSoundSeed Grain Sound SFX用に選択すると、再生に失敗し、「Capture Log」にエラーが表示されます。


[注釈] 注釈

ADPCMは、1チャンネル64サンプル以下のファイルには、使わないでください。

代替案として、ほかのコーデックを選択し、SoundBankをメモリにロードする時点で、ゲームに"デコード"させることもできます。Decode Bankワークフローの詳細は、SDKドキュメンテーションの AK::SoundEngine::DecodeBank を参照してください。


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