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Wwise SDK 2024.1.9
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次のセクションでは、Wwiseバージョン2019.2.8とバージョン2021.1の間での変更点を挙げ、説明します。
プラットフォーム固有の情報は、こちらにあります:
以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。
AK::IAkObjectAwareEffectPluginAK::IAkSourcePluginContext::NodeID は削除され、代わりに AK::IAkVoicePluginInfo::GetAudioNodeID となりましたAK::IAkMixerPluginContext は、バスにインサートされた全てのEffectで利用できるようになりました。AK::IAkMixerPluginContext::Compute3DPositioning() の、in_fSpread 引数や in_fFocus 引数の範囲が、[0,100]から[0,1]に変わりました。AkMemSettings::uMemoryDebugLevel = 2で有効にできます。デバッグ専用のアロケータで、「アロケーションごとに1ページ」というアロケーション戦略を使い、ほとんどの無効な書き込みをトラップできます。なお、これは非常に遅いアロケータで大量のバーチャルメモリを使うので、注意してください。開発中はデフォルトにせず、特定の問題を追跡したいときに有効にしてください。ak.wwise.core.profiler.enableProfilerData を追加しました。AK::MemoryMgr::DumpToFile を追加しました。AkMemSettings::uMemoryDebugLevel でアクセスできるランタイムメモリーデバッグを、AkMemoryMgrに追加しました。これでリークトラッキングや、非常に基本的なインテグリティチェックが行えます。AKRESULT SetGameObjectToPortalObstruction(AkGameObjectID in_gameObjectID, AkPortalID in_portalObjectID, AkReal32 in_fObstruction)AKRESULT SetPortalToPortalObstruction(AkPortalID in_portalObjectID0, AkPortalID in_portalObjectID1, AkReal32 in_fObstruction)AK::MemoryMgr 用に、デバッグCランタイムアロケータフックを追加しました。ak.wwise.core.profiler.getAudioObjects を追加しました。また、パイプラインIDを使って1つのボイスやバスを取得する機能を、 ak.wwise.core.profiler.getVoices と ak.wwise.core.profiler.getBusses に追加しました。AK::SoundEngine::SetMultiplePositions に完全に対応するようになりました。Spatial Audioで各サウンドポジションの回折パス、透過パス、そして反射パスが計算されるようになりました。AK::SpatialAudio::SetGameObjectRadius を追加しました。ak.wwise.core.object.get を参照してください。AK::IAkMixerPluginContext::Compute3DPositioning が、0から1の間のSpread値やFocus値をとるようになりました。ShowListView 、 ShowSchematicView 、 Search が、テキスト値(つまり文字列)を受け取り、プロジェクトのテキストを検索できるようになりました。PostMIDIOnEvent と StopMIDIOnEvent を変更し、再生中のIDの再生をサポートするようにしました。また、新しい AkMIDIEvent タイプの AK_MIDI_EVENT_TYPE_WWISE_CMD を追加しました。AkSourcePosition に、ポジションの更新時の GetBufferTick() の値である、メンバー updateBufferTick が加わりました。GetSampleTick() を追加しました。これは GetBufferTick() * AkAudioSettings.uNumSamplesPerFrame と同等です。AK_ALIGN_DMA, AK_ALIGN_FASTDMA や AK_ALIGN_SIZE_FOR_DMA を削除しました。これらが定義される事例が長年なかったため、これらの使用箇所は問題なく削除することができます。AK::IAkMixerPluginContext::ComputePositioning を追加しました。AK::IAkVoicePluginInfo は、 AK::IAkGameObjectPluginInfo から継承されません。 IAkPluginContextBase::GetAudioNodeID() をベースクラス IAkPluginContextBase に動かし、GetBusIDなどの重複するアクセサを削除しました。WritePascalString 関数と WriteUtf16String 関数を削除しました。ReloadCurrentSkin の名前を ReloadCurrentTheme に変更しました。AK::IAkGlobalPluginContext にあるミキシング用の関数の一部( MixChannel 、 Mix1inNChannels 、 MixNinNChannels 、 ApplyGain 、 ApplyGainAndInterleave )を、新インターフェース AK::IAkPluginServiceMixer に移動しました。このインターフェースをフェッチするには、 AK::IAkGlobalPluginContext::GetPluginService() をコールするか、 AK_GET_PLUGIN_SERVICE_MIXER マクロを使います。今後、このインターフェースに信号処理の関数や、いわゆるサービスインターフェースがほかにも追加されるので、プラグイン開発者がWwise内の既存機能、例えばプロセッサ別の拡張を活用する機能などを、Effect用に活用できるようになります。IAkPluginMemAlloc から、関数のデバッグバージョンを削除して、簡素化しました。メモリデバッグ機能は、プラグインのホスト内に隠されました。NotifyMonitorData にタイムスタンプを追加しました。AK::MemoryMgr::InitForThread をコールしませんでした。