バージョン
プロファイリングセッションには多くのデータが同時に表示されるので、何が起きているのかが判断しにくくなることが珍しくありません。ほとんどのプロファイリングビューで、表示するデータをフィルターで制限することができ、余計なものは見せずに注目すべきところに集中することが可能です。
フィルターを設定するツールバーが、以下のビューにあります:
Voice Explorer: 「Voice Explorer」
Capture Log: 「Capture Log」
Advanced Profilerの、Voicesグラフ:「Voices Graph」
Advanced Profilerの、Voicesタブ:「Voices」
Game Object 3D Viewer: 「Game Object 3D Viewer」
Voice Monitor: 「Voice Monitor」
Game Sync Monitor: 「Game Sync Monitor」
プロファイリングビューでフィルターを設定すると、画面に表示される情報量を減らすことができます。フィルターツールバーを使えば、以下の3種類のフィルター設定で、データを選定できます:
フィルター方式 | 内容 |
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Text |
指定したテキストでフィルターにかけ、ビューに表示するコンテンツを絞り込み、合致しない要素を排除します。 テキストによるフィルター設定は大文字・小文字の区別がなく、現在のビューにある名前や文字列の冒頭部分が、テキストと照合されます。 単語を追加で指定するたびに、結果が洗練されていきます。 さらに詳しい手順は 「Voice Explorer」 を参照してください。 |
Object |
指定したWwiseオブジェクトと、現在のビューにあるオブジェクトが照合されます。 さらにオブジェクト同士の関係、例えば親子関係や、出力先のバスとの関係なども、表示内容の照合に使われます。 例えば:
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Mute/Solo |
このオプションを有効にすると、Muteに設定してあるオブジェクトが結果から消え、Soloを有効にしたオブジェクトが表示されます。Mute/Solo機能を使えば、マニュアル操作で各種要素にフィルターをかけられます。 WwiseのツールバーでReset MuteボタンやReset Soloボタンをクリックすると、フィルター設定がリセットされます。 |
注釈 | |
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プロファイリングビューの表示内容にフィルターをかけても、記録されるプロファイラーのキャプチャーセッションに影響しません。表示される情報が変わるだけです。 |
デフォルトで、プロファイリングのすべてのビューのフィルターが同期しています。これは、複数のプロファイリングビューを使いながら様々なデータタイプの情報を関連付けて見るときに、特に便利です。
あるフィルターを、ほかからアンリンクするには、Link/Unlinkボタンをクリックします。アンリンクにすると、このフィルターは現在のビューに適用されます。そうすると、同期されたほかのフィルターとは違う条件に基づいて、現在のビューの内容にフィルターがかかります。いつでもフィルターのアンリンクを解除し、このビューを同期させることができます。さらに、アンリンクしたフィルターをほかのビューでも推進すれば、複数のビューが同期する結果となります。
Operation | 内容 |
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Filterツールバーのボタン |
ツールバーのボタン上にマウスを置くと、その機能が表示されます。ボタンに割り当てられたキーボードショートカットも表示されます。 |
ドラッグ&ドロップ |
オブジェクトフィルターにオブジェクトを1つ以上ドラッグしてもっていくと、それをオブジェクトフィルターとして使えます。これを行うと、それ以前に選択されていたオブジェクトフィルターが置き換わります。 |
コンテキストメニュー |
Profiling サブメニューが、 Game オブジェクト を Profiling ビューで右クリックすると表示されます。これは、あなたのプロジェクトにある、ほぼすべてのオブジェクトで同じです。 |
メインメニュー |
Profiling のメインメニューに、フィルターのクリアや同期を行うオプションが表示されます。 |
Text Filterのコンテキストメニュー |
Text Filterのコンテキストメニューに、既定フィルターとして、Bus、Event、Soundなどが用意されています。 |
コマンド、ショートカット |
キーボードのショートカットや、コントロールサーフェスを使ったコマンドが、複数あります。キーボードショートカットやコントロールサーフェスの利用について、詳細はこちらを参照してください: |