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Statesタブ: Actor-Mixerオブジェクト

[注釈] 注釈

「Effect Plug-in Editor」に、Actor-Mixerオブジェクトと全く同じStatesタブがあります。

Statesタブで、オブジェクトにStateをアサインして、特定のStateが有効になった場合のオブジェクトの特徴を詳しく設定します。あるオブジェクトを複数のStateに登録した場合、1つのプロパティ値に対して、複数の数値変更が適用されることがあります。このような時は、全ての数値変更が合算されます。例えば、2つの別々のStateやState Groupに所属する2つのStateで、それぞれボリュームに対する-6dBの変更が設定されている場合は、両者が同時に有効になると、最終的なボリューム変更が-12dBとなります。

General

項目

内容

Inclusion

このオブジェクトが含まれるのかどうかを示す。選択すると、このオブジェクトが含まれる。選択しないと、含まれないことを示す。 デフォルトでは全プラットフォームに適用する。プラットフォーム別のカスタマイゼーションの指定や設定を行う場合は、 Linkインジケータ (チェックボックス左)を使う。

チェックなしの場合は、Property Editorのプロパティや動作を設定できない。

Default value: true

[name]

オブジェクト名。

Notes

このオブジェクトのプロパティについての、追加情報。

オブジェクトのMute(ミュート)、Solo(ソロ)の設定ボタンであり、オブジェクトに自動的に設定されているミュートやソロの状態を示す。

オブジェクトをミュートにすると、現在のモニターセッションにおいて、このオブジェクトの音がミュートされる。オブジェクトをソロにすると、プロジェクト内の他のオブジェクトが全て、ミュートされる。

ミュートやソロを示すMSが太文字であれば、このオブジェクトが意図的にミュートされた、またはソロにされたことを示す。太文字でない、薄いMSの表示は、このオブジェクトのミュート状態やソロ状態が、他のオブジェクトの状態に関連して自動的に決まったことを示す。

あるオブジェクトをミュートすると、その下位オブジェクトが自動的にミュートされる。

オブジェクトをソロにすると、その同位にある他のオブジェクトが自動的にミュートされ、下位オブジェクトや上位オブジェクトが自動的にソロにされる。

[ヒント] ヒント

Ctrlキーを押しながらSボタンをクリックすると、このソロボタンに関連付いている1つのオブジェクトだけが、ソロになる。

[注釈] 注釈

ミュートやソロの機能は、モニタリング目的のために提供されるもので、プロジェクト内で維持されず、SoundBankにも保存されない。

Property Editorで選択中のタブの、表示方法を設定する。デフォルトで、1つのパネルに、選択中のタブが1つだけ表示される。スピリッターボタンをクリックすると、パネルが左右または上下に2分割され、2つの異なるタブが表示される。現在選択中のオプションが、バックグランドカラーを入れてハイライトされる。

[注釈] 注釈

同じタブを2つのパネルに表示させることはできない。すでに選択中のタブを、もう1つのパネルでも選択すると、他方のパネルに自動的に別のタブが表示される。

[ヒント] タブ選択のショートカット

Ctrlと、希望するProperty Editorタブの番号に相当する数を、押します。例えばRTPCタブが表示中の4番目のタブであれば、Ctrl+4で選択できます。

State

項目

内容

State Groupの選択メニューが開き、既存のStateやState Groupを選択するか、新しいグループを作成できる。

登録StateやState Groupのリストから、選択したStateやState Groupを削除する。

「State Propertiesダイアログ」が開き、Stateプロパティのうち、このオブジェクトに適用するものを指定できる。

Copy State Valuesダイアログボックスが開く。

Columns

検索フィールドが開き、標準的な英数字の検索によってマッチしない項目がビューで非表示となる。詳しくは「表の使用」を参照。

検索フィールドを閉じて検索フィルタを解除するには、Searchアイコン左のCloseアイコンをクリックする。

[注釈] 注釈

「List View」「Query Editor」「MIDI Keymap Editor」「Referenceビュー」で、ノードが閉じて非表示となっている項目は検索対象とならない。

行ヘッダ部分でショートカット(右クリック)オプションのConfigure Columns...をクリックする。

Statesタブの場合は、「Configure Columnsダイアログボックス」でなく「State Propertiesダイアログ」が開く。. このオブジェクトに含めるStateプロパティを指定すること。

State

現在のオブジェクトにアサインされているStateやState Group。

表にあるStateプロパティは、「State Propertiesダイアログ」で選択した、特定のオブジェクト専用の追加型プロパティが全て含まれる。以下の行にあるのは、Actor-Mixer HierarchyオブジェクトのデフォルトのStateプロパティだけである。特定のオブジェクト専用のプロパティの詳細は、該当するProperty EditorまたはProperty Editorタブのページ、例えばTranspositionやVelocity Offsetであれば「MIDIタブ:アクターミキサーオブジェクト」を、参照すること。

Voice Volume

現在のオブジェクトが特定のStateの時に、オーディオアウトプットのレベル、つまり振幅をどのように適用するのかを指定する。

デフォルト値: 0
Range: -400から400
単位: dB

[注釈] 注釈

デフォルトスライダレンジは、-96から+12までとなっています。範囲を広げるには、数値を直接入力するか、編集コントロール部分にカーソルを当てたまま、マウスをスクロールします。

Voice Pitch

オーディオオブジェクトの再生スピードであり、具体的には以下の通り。

  • Pitch 0 = 通常のスピード
  • Pitch 1200 = 2倍速
  • Pitch 2400 = 4倍速
  • Pitch -1200 = 0.5倍速
  • Pitch -2400 = 0.25倍速
[ヒント] ヒント

1200 centsは、1オクターブに等しい。

Default value: 0
Range: -2400 to 2400
Units: Cents

Voice Low-pass Filter

指定値に基づいて高周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。

ローパスフィルタの単位は、適用するローパスフィルタ率を表し、0はローパスフィルタなし(信号に影響なし)、100は最大減衰を表す。

(—詳しくは WwiseのLPFとHPF値カットオフ周波数 を参照。)

単位:%

Default value: 0
Range: 0 to 100

High-pass Filter

指定値に基づいて低周波を減衰させる、リカーシブ(再帰)フィルタ。

ハイパスフィルタの単位は、適用するハイパスフィルタ率を表し、0はハイパスフィルタなし(信号に影響なし)を表し、100は最大減衰を表す。

High-pass FilterにはリンクインジケータとRTPCインジケータがあるので、詳細は Property Editorを使って作業する を参照。

単位:%

Default value: 0
Range: 0 to 100

Make-up Gain

ボイスに対する他のボリューム調整を全て行ったあと、最後に適用するボリュームゲイン(dB単位)。メイクアップゲインは、Actor-Mixer Hierarchy全体を通して、加算される。

ボイスの処理方法、ルーティング順序、各種ボリュームやエフェクトの適用位置などについては ボイスパイプラインを理解する を参照。

Make-up Gainの詳細は ラウドネスノーマライゼーション、またはメイクアップゲインを使い、ボリュームを調整する を参照。

[注釈] 注釈

デフォルトスライダレンジは、-96から+12までとなっている。範囲を広げるには、数値を直接入力するか、編集コントロール部分にカーソルを当てたまま、マウスをスクロールする。

Default value: 0
Range: -200 to 200
Units: dB


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