バージョン

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Wwise SDK 2022.1.13
リリースノート 2022.1.2

次のセクションでは、Wwiseバージョン2022.1.1とバージョン2022.1.2の間での変更点を挙げ、説明します。
プラットフォーム固有の情報は、こちらにあります:

以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。

APIの変更

  • WG-63183 AK::MemoryMgr のための新しいAPI関数 AK::MemoryMgr::TrimForThread を追加しました。この関数はゲームインテグレーションにおいてスレッドがアクティブでない状態に入った時に、スレッドローカルのリソースを解放する機会を増やします。Wwiseの組み込みメモリアロケータであるrpmallocの場合、これによりスレッド上で遅延していた全ての解放操作を完了し、スレッドローカルのヒープをグローバル格納に戻すことによって、以後にほかのスレッドが再利用できるようになります。この関数は CAkAudioMgr::PerformEventMgr スレッドで実行し、さらに CAkThreadedBankMgrBankMgr スレッドで一連のコマンドを処理した後に呼び出します。ゲームインテグレーションがこの関数をワーカースレッドで時々、例えば AK::JobMgr ワーカー関数の実行から戻った後などに、呼び出すことを推奨します。

動作の変更

  • WG-63468 generate-soundbank 操作をWwiseConsoleで使用する際に、ソースコントロール操作はSoundBank Settingsでオプションを有効にした場合にがすべて自動的に行われるようになりました。ソースコントロール操作はコマンドラインに–no-source-controlフラグを使用することで無効にできます。必要に応じてソースコントロール設定を取得するためにUser Project Settingsが読み込まれます。

パフォーマンスの変更

  • WG-57458 AK::JobMgr におけるジョブのスケジューリングを調整し、すべての依存性が満たされたジョブはエンキューして後にデキューするのではなく、すぐに実行をスケジュールするようにしました。このことによりジョブマネージャシステムのオーバーヘッドを削減することができ、特に複数の小さいバスを含むボイスグラフの実行中などで、キャッシュの効率的な活用により多くの場合にジョブの実行が改善されます。
  • WG-60124 サウンドエンジンのティック全体、つまり CAkAudioMgr::Perform の実行は、タイプ AkJobType_AudioProcessing のジョブとして実行されるようになりました。Wwise Job Managerのサポートを設定したゲームインテグレーションにおいては、タイプ AkJobType_AudioProcessing の1つだけのワーカーの場合にも、これにより AK::EventMgr スレッドで実行するほぼすべての作業を排除できるようになり、代わりにサウンドエンジンのティック全体をゲームエンジンスレッドプールで実行できます。例えばゲームエンジンスレッドプールで実行する作業より AK::EventMgr スレッドが先行されるために発生していたようなパフォーマンス問題を回避できるはずで、これによりゲームエンジンのパフォーマンス全体の一貫性が改善されます。
  • WG-63532 AK::JobMgr が"空"のジョブを発信した時にワーカーリクエストが発行されなくなりました。特に _CallGlobalExtensionsAsync が起動する、実際には実行する作業内容のないワーカーリクエストの多くが、これで排除されるはずです。

その他の変更

  • WG-62516 ランタイムにおいてSpatial Audioのプロファイリングに費やされるCPU時間が、別のSpatial Audio CPUタイマースコープに帰属することになりました。これまでは"Global Extension"に帰属していました。
  • WG-63055 Visual Studio 2022のバージョンを17.4.2にアップグレードしました。
  • WG-63517 wp.py ビルドコマンドの実行において、CL_MPCountがMSBuild処理の引数として含まれるようになりました。

バグ修正

  • WG-57678 修正済み: (Spatial Audio) ある表面の反射が別の表面のものと完全に一致する場合は、断続的で不安定です。
  • WG-61025 修正済み: AK Convolution プラグインのIRレスポンス時間を0フレーム幅で設定した時に、Wwise Authoringがクラッシュします。
  • WG-61974 修正済み: タイムラインをスクラビングする時にVoice Inspectorで減衰の貢献が表示されないことがあります。
  • WG-62515 修正済み: (Spatial Audio) Spatial Audioのプロファイリング中にCPU使用量がスパイクします。
  • WG-62774 修正済み: (Spatial Audio) 2次またはそれ以上の回折パスは、回折角が非常に小さい場合に途中で切れます。
  • WG-62988 修正済み: ProfilerでProfilerセッション(.profファイル)をロードする時にクラッシュする可能性があります。
  • WG-63307 修正済み: (Spatial Audio) 複数ルーム離れたポータルを通るダイレクトパスが、失われる可能性があります。
  • WG-63330 修正済み: Wwise 2021.1.11と2022.1.1でWG-61727の修正により意図しない動作変更がに導入されました。特定の状況下で、トランジション先に正のフェードオフセットがあるミュージックスイッチコンテナに影響が出ます。
  • WG-63422 修正済み: AkArray::Reserve のサイズが不要に増大することがあります。
  • WG-63475 修正済み: Paste Propertiesを使用してオブジェクトリストを1つ以上のターゲットオブジェクトにコピーする時に、クラッシュする可能性があります。
  • WG-63493 修正済み: Version Control操作がSoundBank Generation中にタイムアウトとなることがあります。
  • WG-63495 修正済み: 1つ以上のWork Unitのリロード後にWwise Profilerビューがクリアされず、クラッシュを引き起こすことがあります。
  • WG-63519 修正済み: 開いているプロジェクトがない時にWAAPI関数コールが遅くなります。
  • WG-63577 修正済み: (Spatial Audio) スケーリングが統一されていないジオメトリにおいて、反射用の回折角の計算が正しくありません。
  • WG-63580 修正済み: Media SizeプレビューがSoundオブジェクトに表示されません。
  • WG-63764 修正済み: ボイスグラフにフィードバックAUXセンド接続が存在するとそのことが原因で、一部の非フィードバックAUXセンド接続がWwise Profiler Voice Graphで逆向きに進んでしまい、その結果オーディオレンダリング中に不正確または非決定的なミックスとなります。
  • WG-63769 修正済み: Wwiseでインスペクション中のミュージックスイッチコンテナが使用する、ステートグループまたはスイッチグループを含むWork Unitをリロードする時にクラッシュします。
  • WG-63862 修正済み: Wwise Authoringは接続中にアテニュエーション(減衰)のRTPCカーブを変更した時に、クラッシュする可能性があります。
  • WG-63880 修正済み: Voice Inspectorでタイムラインをズームインした状態で、タイムカーソルを逆に動かしたときに、正しい時間にスナップしません。
  • WG-63882 修正済み: 低メモリ状態においてエンジンを終了した時にAkPath.cppでクラッシュします。
  • WG-63887 修正済み: Auto-Defined SoundBankのSoundBank Editorショートカットメニューアイテムである Open Containing Folder に、.bnkファイルのための項目がありません。

コミュニティで報告されたバグの修正

  • WG-58892 修正済み: ゼロでないスプレッドとリスナーのうしろに対するゼロでないフォーカスのある、モノラルサウンドのパンニングが不正確です。
  • WG-60199 修正済み: Recorderプラグインのような文字列をパラメータとして受け入れるプラグインを使用する時に、接続時にクラッシュする可能性があります。
  • WG-61907 修正済み: ジオメトリに無効な三角形が含まれている時にクラッシュします。
  • WG-62393 修正済み: Stereo Delay Effectプラグインがheightチャンネルにドライゲインを適用しません。
  • WG-63034 修正済み: Mastering Suiteの初期化が失敗した時にジェネリックエラーが報告されます。無効なチャンネルコンフィギュレーションに遭遇した場合は報告するようになりました。
  • WG-63088 修正済み: AK::SoundEngine::PostMIDIOnEvent() の呼び出しが、一部の割り当てられたメモリの開放に失敗します。
  • WG-63242 修正済み: SoundBankをWwiseConsoleで生成し、生成したファイルをSource Controlに追加するオプションを有効にすると、フリーズします。
  • WG-63247 修正済み: 連続するSoundBank生成によってSoundseed Grainプラグインのソースファイルが削除されることがあります。
  • WG-63270 修正済み: Reflectが内部Wwiseサウンドエンジン関数を呼び出すため、Wwiseソースを変更した時に互換性の問題が発生する可能性があります。これらの内部関数の呼び出しを公開APIの呼び出しに置き換えました。
  • WG-63379 修正済み: Motionプラグイン通知がプロジェクトのロード時に表示されます。
  • WG-63425 修正済み: AkConversionTable(RTPCサポート)におけるクラッシュ。
  • WG-63465 修正済み: 新しいユーザ定義のSoundBankを作成するためのボタンがなくなりました。このボタンを戻し、Wwise 2021.1に存在していたボタンと似たものとしました。
  • WG-63512 修正済み: IAkPluginMemAlloc.hヘッダファイルからのアサートにより、最適化されたターゲットにデバッグストリングが存在するようになります。
  • WG-63545 修正済み: 以下の場合、UnloadBankの呼び出し中にデッドロックが発生します:
    • UnloadBankの呼び出し中にサウンドがトランジションで停止。
    • 同じサウンドがUnloadBankの呼び出しと同じフレームで一時停止。
  • WG-63585 修正済み: (Spatial Audio) Spatial Audioプールにおけるゆっくりとした継続的なメモリリーク。
  • WG-63588 修正済み: ミュージックイベントキューとイベントの間で循環参照のあるプロジェクトを開いた時に、クラッシュする可能性があります。
  • WG-63691 修正済み: バージョンコントロールインテグレーションを有効にしたプロジェクトにおいて、List View Size Previewを使用した時にクラッシュします。
  • WG-63749 修正済み: AK::SoundEngine::ExecuteActionOnEvent の呼び出しは、イベントのアクションのターゲットに関係なく、すべてのアクティブなMIDIアイテムに対してアクションを起こします( AK::SoundEngine::PostMIDIOnEvent から始めます)。
  • WG-63860 修正済み: 長いバージョンコントロール作業の進行中にWwiseプロジェクトを閉じた時にクラッシュします。

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