目次
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モジュール
ここでは炎のジェムに紐づけられたサウンドを微調整するために、専用のSoundcaster Sessionを別に作成します。
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[>>]セレクタメニューをクリックして、Newを選択します。
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表示されるダイアログで、Soundcaster SessionをFire Gemと命名します。
炎のジェムを実際に使用するには、3つのEventが必要です。炎のジェムを投げるEvent、炎のジェムが空中を飛ぶ時にサウンドの発生を停止するEvent、そして炎のジェムが何かにぶつかった時に爆発サウンドをトリガーするEventです。
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Fire_FireGem_Player 、 End_FireGem_Player 、 Hit_FireGem_Player のEventを、 Fire Gem Soundcaster Sessionに追加します。
次にこれらのEventによってトリガーされるオブジェクトを追加し、Volume、Pitch、LPFの各プロパティを調整できるようにします。
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Project ExplorerのActor-Mixer Hierarchyから、 FireGem Magic 、 FireGem Blast 、 FireGem Explode 、 FireGem_Flight の各オブジェクトを、Soundcaster Sessionの2行目に追加します。
これでVolume、Pitch、LPFのプロパティが表示されるようになりましたが、調整をはじめる前に各サウンドがそのサウンドをトリガーするEventの近くにくるようにSoundcasterモジュールを配置し直します。
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FireGem Magic Actor-Mixerオブジェクトを1行目の終わりに移動し、FireGem Blast、FireGem Explode、FireGem_Flightの各オブジェクトを1つ左のマスに動かします。
FireGem MagicはActor-Mixerオブジェクトであるため、再生ボタンは使用できません。
これで炎のジェムのサウンドで微調整をはじめられます。
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各Eventオブジェクトを左から右に順番に再生して、プレイヤーが炎のジェムを投げた時の流れをシミュレーションします。サウンドを注意深く聞いて、サウンドが適切なバランスになるまで、Volume、Pitch、LPFの各種設定を調整します。
Project Explorerを見れば分かるように、FireGem Magic Actor-MixerにはFireGem Blast、FireGem Explode、FireGem_Flightオブジェクトが含まれています。そのため、SoundcasterでFireGem Magicのプロパティを調整すると、その中に含まれるオブジェクトのプロパティ値もオフセットされます。
おめでとうございます。モジュール15を終了しました。このモジュールではSoundcaster Sessionを作成し、同時に再生される可能性が高いオブジェクトをグループ化する方法を学びました。またそれらのオブジェクトを同時に再生する方法や、サウンドが適切に調和するようにVolume、Pitch、LPFを調整する方法も学びました。
次のモジュール16:Mixing Deskの設定では、ミキシング技術に磨きをかけます。