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モジュール
このモジュールでは、Output BusのアサインによってActor-Mixer HierarchyとMaster-Mixer Hierarchyがどのようにブリッジされるのかを学びました。ここではオブジェクト階層の関連付けを簡単に確認できる、Schematic Viewを紹介します。
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メニューバーでLayouts > Schematicをクリックします(またはF9)。

Schematicレイアウトが開き、Schematic Viewが中央に表示されます。Schematic Viewでは、デフォルトでWwiseの信号フロー構造の最上位であるMaster Audio Busが表示されます。

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プラス記号をクリックしてMaster Audio Busを展開します。

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Music、Environmental、SFXの各バスを展開します。

Project Explorerと同様に、オブジェクトの相互の関連付けが実線で示されます。小破線で、オブジェクト間のオーディオルーティング関係を示しています。Cube_Main_Theme Sound SFXオブジェクトがMusicバスにルーティングされている様子が分かります。この関係性はProject Explorerでは確認が難しい部分です。Heartbeatから出ている大きい破線は、親階層のOutput Busをオーバーライドしているオブジェクトであることを示します。HeartbeatがMain Character Actor-Mixer内にある場合でもSFXバスにルーティングされるため、前の演習ではHeartbeatをMaster Audio Busに直接ルーティングしました。
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Main Character Actor-Mixerを展開し、Defeated Random Containerを展開し、最後にDefeated1 Sound SFXオブジェクトを展開します。

すると、SFX\Defeated1オーディオソースファイルが見え、右から左に読むと、そのパスをMaster Audio Busまでたどっていくことができます。
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Defeated1 Sound SFXオブジェクトを選択し、スペースバーを押して再生します。

サウンドの試聴中、このビューから離れることなくプロパティを変更したい場合があるかもしれません。
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そのような時は、Schematic Viewの右上にあるView Settingsボタンをクリックします。

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表示されるダイアログでMute/Solo、Bus Volume、Voice Volume、Voice Pitch、Voice LPFを選択し、OKをクリックします。

今、選択したプロパティが、各オブジェクトに追加されました。

これでこれらの設定を調整できるようになりました。
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メニューバーでLayouts > Designerをクリックすると(またはF5)、別のモジュールを開始する準備が整います。
よくできました。モジュール13を終了しました。このモジュールでは新しいバスを作成し、それらのバスにオブジェクトをアサインする方法を学びました。また、Schematic Viewでバスを確認する方法や、ビューのコンテキストから離れることなくプロパティを変更する方法についても学びました。
次のモジュール14:各種Effectの使用では、Sound SFXのオブジェクトとバスの両方にEffectを挿入する方法を学びます。