Wwiseの基本的なアプローチ

目次

モジュール10:Speaker Panningの使用

Cubeゲームではプレイヤーが魔法のジェムを投げるたびに、Wwizardの杖が空を切る音と共に画面外まで右に振れるアニメーションが映し出され、そこで新たにチャージされたジェムが魔法のように現れます。このモジュールでは、サウンドがX、Y、Z座標のある個々のゲームオブジェクトによって表されていなくても、Speaker Panningを使用して、空を切るwoosh音や魔法サウンドを3D空間に配置する方法を学びます。

Speaker Panningはこのように、プレイヤーから見て相対的に常に同じ位置にあるオブジェクトに伴うサウンドに最適です。Speaker Panningは音楽やナレーションにも適しています。これらの要素は一般的に実際のゲームオブジェクトで表されないためです。例えば、Cubeの3D空間にロックバンド自体を登場させることはあまりなくても、その音楽をゲームのサウンドトラックとして追加することは考えられます。Speaker Panningを使用すると、どのスピーカーから音楽を再生するかを定義することができます。フロントスピーカーのLやRなどを指定できます。同様にナレーションをLS、RSスピーカーに配置することで、リスナーの後方から聞こえるようにすることもできます。

このモジュールを終了すると、以下のスキルが身に付きます。

  • リスナーから相対的に固定された位置にサウンドを配置する

このモジュールをはじめる前に、以下の作業が完了していることを確認してください。

おおよその所要時間:

  • 10分間


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