目次
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モジュール
モジュール1、2、3をすすめていく中で登場したゲームコールを覚えていますでしょうか。ゲームエンジンとWwiseサウンドエンジン間で受け渡しされるメッセージです。前のモジュールでは、Wwizardが氷のジェムを発射した時などに、イベントタイプのゲームコールを使って情報が伝えられました。モジュール4、5、6ではGame Syncの使い方を紹介します。これはゲームコールのカテゴリの1つで、ゲームの特定の状況をもっと詳しく伝えることができます。例えばプレイヤーが歩く地面の種類やHP残量、プレイヤーの安否などです。こうした情報を使って、プレイヤーのユニークなエクスペリエンスに応じて常に変化するサウンドスケープをデザインする方法を学びます。
CubeゲームではWwizardがよく走り回り、モンスターを追いかけ、時にはモンスターから逃げていきます。多くの1人称視点のゲームで分かる通り、プレイヤーの足を見ることはありませんが、ゲームのエリアによって歩く地面が変わるのは見えます。Wwizardが地面の上を歩いていることをプレイヤーに確実に伝えるため、Wwizardの動きに足音を追加します。Game Syncの一種であるSwitchを使って、歩く地面の種類が変わった時は常にサウンドを変えます。
このモジュールを終了すると、以下のスキルが身に付きます。
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WAVファイルのサブフォルダを含むフォルダをインポートする
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ゲーム内の状況に基づいてサウンドを変えるSwitch Groupを作成する
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Transport ControlでSwitch Groupを試聴する
このモジュールをはじめる前に、以下の作業が完了していることを確認してください。
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Cubeを無音状態にする(デザインしたサウンドを聞くため)
おおよその所要時間:
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20分間