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Batch Renameビュー

以下のBatch Renameビューを開くには、Viewsメニューで選択するか、専用ショートカット(デフォルトショートカットはCtrl+F2)を使います。左側がSettingsパネル、右側がPreviewパネルです。List Viewや Project Explorerなどのエキスプローラの編集可能なオブジェクトであれば、ドラッグしてPreviewパネルに入れて名前を変更できます。

Settingsパネルに検索と置換のパターンを入力します。パネルは左右2つの列に分かれています:

  • 左側のNameが、設定できるオプション。

  • 右側のValueが、設定内容。

オプションの詳細を、下表に示します。

項目

内容

検索フィールドが開き、標準的な英数字の検索によってマッチしない項目がビューで非表示となる。詳しくは「表の使用」を参照。

検索フィールドを閉じて検索フィルタを解除するには、Searchアイコン左のCloseアイコンをクリックする。

[注釈] 注釈

「List View」「Query Editor」「MIDI Keymap Editor」「Referenceビュー」で、ノードが閉じて非表示となっている項目は検索対象とならない。

行ヘッダ部分でショートカット(右クリック)オプションのConfigure Columns...をクリックする。

「Configure Columnsダイアログボックス」が開く。表示する行とその順番を指定する。

Apply To

検索と名前変更の候補となる対象を、2つのオプションから指定する。

  • Name: 名前のバッチ変更を、リストに表示されたオブジェクトの名前に適用する。

  • Notes: 名前のバッチ変更を、リストに表示されたオブジェクトのNotesに適用する。

Replace

このオプションを使うと、以下の置換設定が有効になる。

Find what

選択したオブジェクトの名前やNotesの中の、置換すべきテキストや正規表現(regular expression)パターンを指定する。

Replace with

置換後のテキストや正規表現(regular expression)を指定する。

Match case

Use Regular Expressionを無効にした場合に、Find whatテキストの大文字・小文字を区別してマッチするのかを指定する。

Use Regular Expression

Find whatReplace withフィールドが、正規表現(regular expression)シンタックスを認識するのかどうかを指定する。

[注釈] 注釈

WwiseはECMAScript regexスタイル(付録B 正規表現クイックレファレンスガイド参照)を使用しています。

Occurrence

どのマッチを置換するのかを指定する:

  • First: 最初にマッチしたテキスト。

  • Last: 最後にマッチしたテキスト。

  • All: 全てのマッチするテキスト。

[注釈] 注釈

このリストは正規表現(regular expression)パターンに適用されない。

Remove

このオプションを使うと、以下の削除設定が有効になる。

Count

削除する文字数を指定する。フィールドに数値を直接入力するか、スライダを使う(0から100だが、フィールドにこれ以上の数値が入力されていれば違う)。

At position

削除する前に飛ばす文字数を指定する。フィールドに数値を直接入力するか、スライダを使う。

From

削除するのは、オブジェクト名やコメントのbeginningからなのか、endからなのかを指定する。

Insert

このオプションを使うと、以下の挿入設定が有効になる。

Insert what

To insertフィールドの入力をどのように解釈するかを指定する。選択肢は2つ:

  • Textは、To insertフィールドに入力したテキストのみを挿入する

  • Text with numbersは、C++ printf format numberパターンに従い定義される数を、テキスト調整があればそれを適用した上で、挿入する。よく使われるナンバーパターンが、セレクタリストに表示される。

# start at

どの数値からスタートするかを指定する。Batch RenameのBefore列にアルファベット順にリスト表示されている全てのオブジェクトに対して、値を1ずつインクリメント(増加)した数字を付ける。

To insert

テキストやC++ printf format numberパターンを含むテキストを挿入するための入力フィールドを指定する。

Insert whatText with numbersに設定した場合のみセレクタが有効になり、所定の選択肢として、以下のC++ printf formatの数字がリスト表示される。

  • Decimal (d%) : 10進数、底10、フォーマット(0-9)

  • Decimal with zero padding (%02d): 10進数、底10、フォーマット、一桁ゼロパディング(00-09)

  • Hexadecimal lower case (%X): 16進数、底16、フォーマット、数値10から15を小文字(0-f)として表す

  • Hexadecimal upper case (%X): 16進数、底16、フォーマット、数値10から15を大文字(0-F)として表す

  • Hexadecimal with zero padding (0x%04X): 16進数、底16、フォーマット、数値10から15を大文字として表す、最大4文字のゼロパティングをする(0x0000-0x000F)

At position

挿入する前に飛ばす文字数を指定する。

From

At positionカウントをスタートする文字ポジションを指定する:

  • Beginning: 名前またはNoteの最初の文字の前から、カウントをスタートする。例えばAt positionが3でオブジェクト名が「car engine」であれば、数字を「r」の後に挿入して「car1 engine」とする。

  • End: 名前またはNoteの最後の文字の後から、カウントをスタートする。例えばAt positionが3でオブジェクト名が「car engine」であれば、数字を「i」の前に挿入して「car eng1ine」とする。

上記オプションを、デフォルトの空列状態にリセットする。リセットした後に元に戻すには、Ctrl+Zを使う。

右側のPreviewパネルに、名前のバッチ変更処理の対象となるオブジェクトリストが表示されます。オブジェクトを追加するには、Project ExplorerなどのビューからPreviewパネルにドラッグします。Shiftを押しながらドラッグするとオブジェクトを追加できますが、Shiftを押さずに他のビューからPreview パネルにオブジェクトをドラッグすると、パネルに既にあるオブジェクトを置換できます。オブジェクトを削除するには、選択してDeleteを押すか、オブジェクトのショートカットメニューのRemove from listを選択します。 Previewパネルをクリアするには、オブジェクトを全てを選択(Ctrl+A またはマニュアル操作で全て選択)して削除するか、Remove Allをクリックします。

項目

内容

検索フィールドが開き、標準的な英数字の検索によってマッチしない項目がビューで非表示となる。詳しくは「表の使用」を参照。

検索フィールドを閉じて検索フィルタを解除するには、Searchアイコン左のCloseアイコンをクリックする。

[注釈] 注釈

「List View」「Query Editor」「MIDI Keymap Editor」「Referenceビュー」で、ノードが閉じて非表示となっている項目は検索対象とならない。

行ヘッダ部分でショートカット(右クリック)オプションのConfigure Columns...をクリックする。

「Configure Columnsダイアログボックス」が開く。表示する行とその順番を指定する。

名前

オブジェクト名を表示。

[注釈] 注釈

Apply toNameに設定した場合は、オブジェクト名はBefore列の内容と同じです。このためName列は、Apply toNotesに設定した場合にのみ表示されます。

Before

変更前のオブジェクト名またはNotesを表示。

After

変更後のオブジェクト名またはNotesを表示。

(Type - Color)

Messageタイプに応じて、3色の四角マークを表示。メッセージがなければ、四角マークは表示されない。

緑: 成功(Rename Allをクリックした後にだけ表示される。)

黄: 警告(名前変更は可能。名前変更した後に表示される可能性のある警告は、No Changeだけ。)

赤: エラー(名前変更が不可能。)

Message

メッセージタイプは3種類ある: 成功、警告、エラー。

Success(成功)メッセージ:

  • Successfully renamed(名前変更が成功した)

Warning(警告)メッセージ:

  • No Replace match detected.(置換のマッチが検知されない)

  • Insert text does not have a valid printf format number.(入力したテキストに有効なprintf format numberがない)

  • No change.(変更なし)

Error(エラー)メッセージ:

  • Resulting name is already used by a sibling object or is otherwise reserved.(置換後の名前は既に兄弟オブジェクトに使われているか、他で予約済みである)

  • Resulting name would be blank.(置換後は名前が空白になる)

  • File path would exceed system limit of characters.(ファイルパス長さがシステムの文字数制限を超える)

  • Name would contain invalid characters (<>*?:"/\|%) for this object type.(名前に、このオブジェクトタイプの名前で使用できない文字(<>*?:"/\|%)が含まれる)

[注釈] 注釈

あるオブジェクトに該当するメッセージが複数ある場合は、最後に発覚したメッセージのみが表示される。

エラーや警告のメッセージ数のまとめ。

パネルのオブジェクトを全て削除する。

Previewパネルの全てのオブジェクトにBatch Renameが適用されるので、サーチフィルタによってビューで非表示となっているオブジェクトにも適用される。

[ヒント] ヒント

元に戻すにはCtrl+Zを押す。

Work Unitやフィジカルフォルダの名前を変更する場合は、実行後は元に戻せないので、WwiseのWorkgroup Operationダイアログが表示されて処理を続けるかどうかを確認する。


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