バージョン

menu_open
警告:あなたのメジャーリリース ( 2018.1.11.6987 ) に該当する最新ドキュメンテーションが表示されています。特定バージョンのドキュメンテーションにアクセスするには、Audiokinetic Launcherでオフラインドキュメンテーションをダウンロードし、Wwise AuthoringのOffline Documentationオプションにチェックを入れてください。
Wwise SDK 2018.1.11
SoundFrame の使用(非推奨です)
覚え書き
SoundFrameの実装は、SoundFrameを完全にオーバーライドするWwise Authoring APIによって置き換えられました。詳細は、Wwise Authoring API (WAAPI)を使用する を参照してください。

SoundFrame は、Wwise オーサリングアプリケーションと通信を行うためのフレームワークです。これにより、(例えばレベルエディタなど)コンテンツ作成アプリケーションは、同じPC上で動作している Wwise のインスタンスから情報を取得したり、Wwise Transport をリモート制御して再生操作を実行することができます。

そのデータ抽出機能を使用することにより、ゲームワールドへのイベントの統合、ゲームテクスチャへのスイッチのマッピング、減衰半径の可視化や微調整などのようなタスクのワークフローを向上させることができます。

その再生機能を使用することにより、複雑すぎて Soundcaster ビューでは表現できないようなゲームオーディオのシナリオをシミュレートするためのツールを構築することができます。一例としてEnvironmentテストがあり、あなたのゲームの様々な環境で音をテストして検証できます。

SoundFrame を使用してツールが構築された後は、ゲームエンジンがサウンドを組み込む準備ができる前であっても、プログラマの介入なしに、サウンドデザインの多くの側面をテスト、評価および統合することが可能です。

SoundFrame の仕組み

SoundFrame で作成されたアプリケーションとプラグインは、Wwise 内の Soundcaster と同じように動作します。Soundcaster と同様に、イベント、サウンドやゲームシンクをトリガーすることで様々なゲームシナリオを再作成することができます。主な違いは、SoundFrame アプリケーションまたはプラグインは Wwise の外部にあり得ることです。2つのアプリケーションがお互いに通信できるよう、どちらも同じマシーン上にてインストールおよび実行される必要があります。SoundFrame は、クライアント-サーバー型の関係を利用して、Wwise との双方向リンクを確立します。

SoundFrame_Communication.gif

サウンドが、SoundFrame プラグインによってトリガーされると、これらは Wwise を通じて再生されます。SoundFrame は、 Wwise をサウンドエンジンとして使用するため、いかなるサウンドエンジン制限も受けません。つまり、更新がライブでテストおよび評価できるため、開発サイクルの全ての段階においてかなりの時間を節約することができます。

SoundFrame の機能

あらゆるタイプのオーディオシナリオをシミュレートできるように、SoundFrame を使用すると、通常はサウンドエンジンにより管理または実行されるものも含め広範囲の機能にアクセスすることができます。以下のリストは、SoundFrame を使用して実行できるタスクの一部です:

  • シミュレーションアプリケーションとWwise間の接続を作成。
  • プロジェクト内のイベントとそれに対応するアクションを取得。
  • プロジェクト内のダイアログイベントとそれに対応する引数を取得。
  • Wwiseを介したイベントの再生。
  • Wwiseで行われた変更の通知を受信。
  • 位置決め半径のプロパティをライブで取得。
  • ゲームオブジェクトの登録/登録解除。
  • アクティブリスナー、リスナー位置、リスナー空間化の設定。
  • ゲームオブジェクトの位置設定。
  • ゲームオブジェクトのオブストラクションおよびオクルージョンの設定。
  • ゲームパラメータ情報の取得とゲームパラメータ値の設定。
  • スイッチプロパティ情報の取得とアクティブスイッチの設定。
  • ステートプロパティ情報の取得とアクティブステートの設定。
  • トリガー情報の取得とトリガーの呼び出し。
  • 環境情報の取得と環境関連の値の設定/バイパス。
  • 監視メッセージのポスト。

サンプルアプリケーション

Wwise には、SoundFrame を使用して構築され、 SoundFrame のパワーと柔軟性を実証する2つのサンプルプログラムが付属しています。これらのプログラムは、SoundFrame を使用して構築可能なアプリケーションの種類をご覧いただくために作成されました。これらのプログラムをご自身のプロジェクトのニーズにあわせて調整したり、独自のツールを作成するためのガイドとして使用できるよう、これらのサンプルの完全なソースコードが提供されています。

SoundFrame で構築されたサンプルアプリケーションは、以下のとおりです:

  • Car Sim - 車両エンジンの物理学をシミュレートするために SoundFrame を使用するサンプルアプリケーション。
  • SFTest - イベント、環境、ポジショニング(位置決め)、ゲームシンクなどを含めたサウンドエンジンのあらゆるアスペクトをテスト可能なサンプルアプリケーション。

全てのSoundFrame関連のものが、AK::SoundFrameネームスペースに入っています。

更なる詳細は、以下をご覧ください:


このページはお役に立ちましたか?

サポートは必要ですか?

ご質問や問題、ご不明点はございますか?お気軽にお問い合わせください。

サポートページをご確認ください

あなたのプロジェクトについて教えてください。ご不明な点はありませんか。

プロジェクトを登録していただくことで、ご利用開始のサポートをいたします。

Wwiseからはじめよう