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キャプチャーする情報タイプを指定する

転送データが膨大な量にのぼれば、サウンドエンジンからのキャプチャーが、Wwiseのパフォーマンスに影響することもあります。そこで、Advanced Profilerの、Profiler Settingsダイアログボックスを使い、生成する情報タイプを制限すると良いでしょう。情報の種類(Information type)を1つ以上、選択から外すことで、以下が実現します。

  • ネットワークの転送帯域幅を節約できる。

  • Wwiseのメモリスペースを節約できる。

  • データを演算しない分、ゲームのCPU時間を短縮できる。

  • Wwiseでデータを処理せずグラフ化しない分、WwiseのCPU時間を短縮できる。

また、1回のキャプチャーセッションの、プロファイラ(Profiler)とゲームオブジェクトプロファイラ(Game Object Profiler)の、2つのレイアウトにある全てのビューの内容をそのまま、プロファイリングセッションのファイルにダンプするのかどうかを、Wwiseで指定できます。このファイルのデータを、あとからWwiseにロードし直して、ゲームのオーディオを詳しく分析できます。

[注釈] 注釈

Wwiseは制限を超えた場合、古いキャプチャセッションを消去します。このため、さらに古いキャプチャセッションを保存したい場合は、プロファイリングセッションが終わる度に一番古いファイルの名前を変えるか、Number of sessions keptを増やす必要があります。

キャプチャーする情報タイプを、指定するには:

  1. 以下のいずれかを行う:

    • Advanced Profilerの、タイトルバーで、View Settingsアイコンをクリックする。

    • メニューバーで、Project > Profiler Settingsをクリックする。

    • Alt+Gを押す。

    Profiler Settingsダイアログボックスが開く。

  2. 情報タイプを、以下から1つ以上選択する。

    • Plug-in Data: 様々なプラグインの情報

    • Memory Data: サウンドエンジンの、Memory Managerに登録されているメモリプールの情報

    • Stream Data: サウンドエンジンが管理する、様々なストリームの情報

    • Voices Data: サウンドエンジンが管理する様々なボイスの、それぞれの情報

    • Listener Data: サウンドエンジンが管理する様々なリスナーの、それぞれの情報

    • Obstruction/Occlusion Data: 様々なゲームオブジェクトに影響する、オブストラクション(Obstruction)やオクルージョン(Occlusion)の情報

    • Markers Notification Data: 各種オーディオファイルの、マーカーノティフィケーション(Marker notifications)や、各種Music Segmentの、カスタムキューノティフィケーション(Custom cue notifications)の情報

    • Output Data: アウトプットピークや、アウトプットDCオフセットの情報

    • SoundBanks: メモリにロードしたSoundBankの情報

    • Loaded Media: メモリにロードしたメディアの情報

    • Prepared Events: PrepareEvent機能でプリペア(Prepare)した各種イベントの情報

    • Prepared Game Syncs: PrepareGameSyncs機能でプリペア(Prepare)した各種ゲームシンク(Game syncs)の情報

    • Music Transitions: ミュージックオブジェクトが切り替わる時に起きる、トランジションの情報

    • Streaming Device Data:すべてのストリーミングデバイスからの情報

    • Meter:バスとメータービューにメーターを駆動するための信号測定データの使用に関連する情報

    • Auxiliary Sends Data:サウンドエンジンによるAuxiliary Sendsそれぞれに関連する情報

    • API Calls :WwiseのAPIへの呼び出しについての情報

    [注釈] 注釈

    ある情報タイプを選択から外すと、Advanced Profilerから、その種類を示すタブが削除される。

  3. Capture Logの下に、使用できるメモリの再大容量を入力する。メモリサイズは、最小10MB、最大4000MBである。

    Game Profilerが使用するメモリは、Capture Log(キャプチャーログ)の指定メモリ容量を超えることはありません。

  4. Number of sessions kept(保存セッション数)に数値を入力して、ディスクに保存するプロファイルセッション数を指定する。これ以上のファイルが存在する場合は、最古のファイルから削除される。

  5. OKをクリックする。

    Game Profilerが、選択した情報タイプのデータだけを、キャプチャーする。


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