はじめてみよう

目次

まず、ゲームを知ろう

Wwiseを使ってゲームに音楽を実装する方法を学ぶにあたり、Cubeという一人称アドベンチャーゲームの中のレベルを1つ使いますが、あなたが使うキャラクターは、Wwise Wwizardになります。Cubeは、デモゲームとしてWwiseに同梱され、Wwise-101コースでも使います。WwiseやCubeのインストール方法はこの節で後述します。

[注釈]

Wwise-201コースは、Wwise-101コースのコンセプトを理解した上で進めてもらいます。その為、Wwise-101コースを修了してからWwise-201コースの教材を学習することを強くお勧めします。ただしWwise-101のレッスンではゲームのサウンドデザインを部分的に変更する手順を行うため、Wwise-101を終えている場合は、Cubeの正しいサウンドトラックが聞けなくなっています。本節で説明するExploreのために、本来のCubeサウンドトラックを再生成してください。

Cubeサウンドトラックを再生成するには

  1. Audiokinetic Launcherで Samples > Samples ページを選択します。

  2. ページ上部のリストから使用中の Wwise Version を選択します。

  3. Cubeサンプル下の Open in Wwise (64 bit) をクリックします。CubeプロジェクトがWwiseで開きます。

  4. Wwiseメニューバーで Layouts > SoundBank を選択します。

  5. SoundBank Managerビューで Generate All をクリックします。

    タイトルバーに Generating SoundBanks - In Progress と表示されたダイアログボックスが開きます。

  6. このタイトルバーに Generating SoundBanks - Completed と表示されたらダイアログボックスを閉じ、続いてWwiseを閉じます。

これから使うゲームレベルを見つけるには、CubeのインターフェースでEscapeを押してメニューを表示させてから、順に、singleplayer.. > start SP map.. > map/music/wwise201を選択します。

レベルをプレイしてみると、既に実装されたサウンドエフェクトが聞こえますが、Wwise-101コースでCubeに実装したサウンドの大部分が反映されています。そしてこのレベルの最初のドアをくぐると聞こえてくる、ダイナミックでインタラクティブなサウンドトラックが、これからWwise-201コースで作成するものです。

このレベルにおけるWwise Wwizardのミッションは、廊下や部屋を次から次へと進み、不気味な施設の出口を塞ぐ大ボスと戦うことです。レベルの最初の誰もいない部屋から出発するわれらがヒーローは、探検して装備を充実させながら、来たるバトルに向かいます。ドアやテレポーターから、他の廊下や部屋に移動しますが、その先は空っぽの空間だったりモンスターだらけだったりします。1つだけ通過するのに少し探索が必要な部屋がありますが、それを過ぎれば勝利への道を邪魔する大ボスのモンスターに出会えるでしょう。このようにポイントがいくつかありますが、強調する音楽キューはインタラクティブでダイナミックで、このレベルをプレイしてから初めて聞くものばかりです。


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