レッスン 8

目次

パンニングの注意点

ステレオイメージに関しては、今のところミックスのパンニングキューのほとんどが、DAWプロジェクトで設定してインポートした、ステレオオーディオアセットの中にレンダリングされたパンポジションから取得してきました。ここでも、シンセパートがWwise内で生成されるので、パンニングオフセットも、Wwise内で設定する必要があります。ステレオイメージのMelody SynthとArpeggio Synthを分けるには、Arpeggio Synthをステレオイメージの右側にパンニングします。これは、Speaker PanningプロパティをBalance-Fadeに変更するとできます。

[注釈]

WwiseのSpeaker Pannerシステムは、 Wwise-101コース、レッスン 4 で説明しています。

  1. Project Explorerで、Arpeggio Synthをダブルクリックして、Property Editorで、Positioningタブをクリックします。

  2. Speaker Panning プロパティを Balance-Fade に変更します。

  3. Balance-Fade設定の右側にある、Editボタンをクリックします。

    Speaker Pannerが表示され、サラウンドサウンドのパンニンググリッドが表示されます。ゲームの音楽は全て、左右のスピーカーだけから再生されるように設定してあります。Arpeggio Synthが他の音楽と合うように、ステレオイメージの画面で、コントロールポイントをパンナーの上までドラッグしてから右にドラッグし、オフセットします。センタースピーカーから音を発信するかどうかの心配は不要で、Center %値がデフォルトの0に設定されているので、センタースピーカーは含まれません。

  4. Speaker Pannerで、コントロールポイントをドラッグし、センターとライトフロントのほぼ真ん中のポジションまで動かします。

  5. Project Explorerで、Boss-ABoss-Cのミュージックセグメントを再生して、Arpeggio Synthのパンニングポジションの変化を聞きます。

  6. Speaker Pannerウィンドウを閉じ、 Arpeggio Synth のProperty Editorを閉じます。


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