バージョン

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Wwise SDK 2018.1.11
リリースノート 2018.1.4

次のセクションでは、Wwiseバージョン2018.1.3とバージョン2018.1.4の間での変更点を挙げ、説明します。以前のバージョンの詳細については、 以前のリリースノート をご覧ください。本リリースはバグ修正リリースであり、このため、2018.1.xの全バージョンに関して、プロジェクト、バンク、APIは、変更しなくても互換性が保たれます。

Note: プラグイン開発者へ このWwiseバージョンは、Wwise 2018.1でビルドしたプラグインをサポートします。これ以前のバージョンのWwiseでビルドされたプラグインは、プラグイン開発者が互換性のあるバージョンでリコンパイルして、リパッケージする必要があります。

プラットフォームSDKアップデート

  • Android NDK: NDKをr17cへアップデート
  • Lumin SDK: SDKを0.18.0へアップデート
  • Switch SDK: SDKを6.4.0へアップデート

新機能

  • WG-36301 新しい有償プラグインのWwise SoundSeed Grainが追加されました。Wwiseプロジェクトに追加できるグラニュラーシンセサイザーが提供されます。SoundSeed Grainで、オーディオファイルを非常に柔軟にグラニュラー処理し変換できます。詳しくは Wwise SoundSeed Grain Helpを参照してください。
  • WG-39124 無料で新しい実験的なプラグインのWwise ASIOが追加されました。Steinberg Audio Stream Input/Output (ASIO) SDKを使いASIO対応デバイスに接続します。詳しくはWwise ASIO Outputと、Wwise ASIO Input Helpを参照してください。
  • WG-39329 Source Editorで、オーディオファイルマーカーを表示させました。
  • WG-40481 無料で新しい実験的なプラグインのWwise Channel Routerが追加されました。チャンネルコンフィギュレーションが異なる複数のバスをルーティングしミキシングして、1つのアウトプットデバイスに送ります。詳しくは Wwise Channel Router Help を参照してください。

動作の変更

  • WG-39476 サウンドエンジンでタスクスケジューラを使用する設定の場合に、Xbox One XMAボイスのパフォーマンスを改善し、最初にXMA以外のボイスを並列処理してから、XMAボイスを並列処理するようにしました。

その他の変更

  • WG-39571 (Android) Integration Demoを標準Gradleプロジェクトとし、Android Studio IDEで開けるようにしました。
  • WG-39757 Source Editorの2つのタブの名前を、以下のとおり変更しました。
    • General Settingsというタブ名をSourceに変更。
    • Source Settingsというタブ名をConversionに変更。
  • WG-40031 プラグインジェネレータに、.gitignoreファイルを追加しました。

バグ修正

  • WG-32443 修正済み: (PS4) SCEベッドの稼働中に、サスペンドするとクラッシュしました。
  • WG-39022 修正済み: Nexus 9デバイスでIntegration Demoを稼働させると、クラッシュしました。
  • WG-39390 修正済み: Perforceのバグで、以前に削除したファイルが、再追加されてしまってから削除用にマークされていました。
  • WG-39857 修正済み: UIのバグで、McDSP LimiterやFutzboxなど一部のプラグインでWwiseがランダムにクラッシュしました。
  • WG-39870 修正済み: EditorでRTPCカーソルを動かすと、まれにクラッシュしました。
  • WG-39871 修正済み: 時間のかかる処理の最中に、Wwiseを2回閉じると、クラッシュしました。
  • WG-39896 修正済み: ジオメトリを排除したあとに、AkReflectに、破損したイメージソース名が一瞬表示されました。
  • WG-39917 修正済み: (PS4) Motionが、PS4コントローラで減衰されました。
  • WG-39937 修正済み: Spatial Audioで、三角形が大きすぎると、フローティングポイントがオーバーフローし、未定義の動作が発生しました。
  • WG-39941 修正済み: 7.1ファイルをOpusに変換すると、サラウンドチャンネルとバックチャンネルが逆になりました。
  • WG-39998 修正済み: プロジェクトのレイアウトをロード中に、リモートデスクトップ経由でつなげると、GameProfiler3Dビューが初期化に失敗しました。
  • WG-40011 修正済み: EffectやSourceプラグインのデフォルトのProperty Editorに、レファレンスが表示されませんでした。
  • WG-40036 修正済み: HDRの減衰が、Auxiliary sendの設定された大きい音の、ドライパスとウェットパスで等しくありませんでした。
  • WG-40074 修正済み: モニタリングを接続していないときに、ゲームで大量のエラーが生成されると(Profile、Debugのビルドに限る)、しばらくするとスタックオーバーフローする可能性がありました。
  • WG-40077 修正済み: Capture Logのポジション表示が、行を選択していない場合に描かれませんでした。
  • WG-40097 修正済み: Microsoft Spatialのアウトプットは、アウトプットにデフォルトデバイス以外を設定しても、常にデフォルトデバイスが選択されてしまいました。
  • WG-40152 修正済み: Wwiseを、別のサブネット上のコンソールに接続できませんでした。
  • WG-40234 修正済み: プラグインが2つ以上のメディアアイテムを参照する場合に、信頼できない GetPluginMedia の動作がありました。
  • WG-40330 修正済み: (PS4) スピーカーコンフィギュレーションが、常に7.1でした。
  • WG-40349 カスタムプロパティ用に、追加の数値タイプに対応しました。また、Real64をReal32値にキャストしたときに正確性が損なわれる旨の新しい警告を追加し、int64を、対応範囲を超えたint32値にキャストしたときにデータが損なわれる旨の新しいエラーを追加しました。
  • WG-40372 修正済み: Spatializationの設定がNoneのサウンドを、MultiSourceで複数のポジションを有するゲームオブジェクトで再生すると、ボリュームが無限でした。
  • WG-40504 修正済み: 親オブジェクトが設定したListener Relative Routingによる、SoundBank同士の差分。


参照

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